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禁酒白書〜今日からやめられる5つの方法〜

飲酒し続けた41年間、自分でも気づかない
うちに「アルコール依存症」になっていま
した。

具体的な行動を振りかえってみると
意識してもいなくても
何かの行動をするたびについて回るのが
「お酒」。
唯一、仕事の時だけは、お酒から離れられ
てたのが、今から思えば「不幸中の幸い」
だったのかもしれません。

そんな私が「酒をやめよう」と思った
きっかけになったのは
『駅前のマンションを購入しよう
と思ったから。

「そんなので、お酒やめれるの?」
と思われそうですが、
むしろ大事なのはここからで
『何かをきっかけに決めたことに対して
即実行すること』 です。 

私の場合、「どうしたらやめられるか」を
自分なりに考えて
『決めたことは目標が達成されるまで絶対
に守る』と心に誓いました。

①お酒を飲む「時間」、「タイミング」、「気持ち」を
 把握する。

・まずお酒を飲んでいる時間を正確に把握します。
 →僕の場合、
  平日は、帰宅後「夕食時の晩酌」、
      就寝前「寝酒」。
  休日は、朝食時「迎え酒(昨夜の)」
      昼食時「ビール、缶チューハイ     
      夕食、寝酒は平日と同じ。
      ゴルフや旅行、スタジオ入り
      の時は、四六時中飲み続け。

・次にお酒を飲むタイミングを正確に把握します。
 →「毎食時」
 →「仕事・運転以外の何かをやる時」
 →「就寝前」(睡眠薬と同じ効能を期待していた)

・最後にお酒を飲むタイミングでの自分の気持ちを
 正確に把握します。

 →「毎食時」お酒を飲む時の気持ち
  『食事に美味しいお酒はつきもの。美味しい
   お酒によって食事ももっと美味しくなる。
   だから食事の時は、絶対にお酒は必需品』

 →「何かをやる時」のお酒を飲む気持ち
  例えばゴルフ…
  『お酒を飲みながら、仲間と一緒にプレイする
   ゴルフほど楽しいものはない。これぞ休日の
   醍醐味』

  例えば音楽を聴いている時…
  『お酒を飲みながら聴くブルースほど心に
   沁みるものはない』

  例えば移動中の新幹線の中…
  『何もする事のない移動の時間…。
  つまみ買ってお酒飲むしかないでしょ。
  眠くなったら寝れば良いし』

お酒を飲むに至っていた「時間」「タイミング」
「気持ち」は、こんな感じです。

冷静に「気持ち」の部分を読み返してみると
全く「建設的なこと」や「物理的に+になること」
って見当たらないですよね。


②お酒を飲んでいた時間を「他の自分がもっともやりたいこと」
 をする時間に置き換える。



・夕食は、晩酌をしなくなると30分しか
 かかりません。
 今までは、少なくとも1時間30分位は
 ダラダラと飲み続けてました。


・夕食を終えた後は、
 自分の大好きな「ギター練習」の時間
 に充てることにしました。

飲みながらやる「ギター練習」と違い
ミスピッキングや耳コピ間違いなどが
格段に少なくなり、時間も長時間できる
ようになり一石二鳥です。



・寝酒は、大抵、TVをみながら とか
 雑誌を見ながら とかの
 「ながら酒」で、眠くなるまで
 飲み続けてました。


 ・ギターを弾き終えた後は
 TVや雑誌を「スマホ」に変えて
  明日の「朝活予定」「行動予定」を
  my diary(無料アプリ)
  に入力しストレッチしてシャワーしたら    
  即、床につくことにしました。  

最初は、少し違和感がありましたが、
やはり、「自分の好きなことをやる」のは
効果絶大で、ギターの技量も上がったような
気がして「このまま続けよう」と思い続ける
ことが出来ました。


休日のゴルフなどは
自分でもすごく意外なのですが…

お酒を飲まずにやると明らかにスコアが良い』
のです。
やはり下手でも、スコアが良くなってくると
それなりにモチベーションが上がりますよね。

こうして、できることから
少しずつ「お酒の時間」を「他の好きな時間」
に置き換えていきました。

大切なのは、
『最初は少し違和感があるけど
 少し辛抱して続けてみること
。だって
 お酒は飲んでないけど、好きなこと
 してるのですから』



③少し慣れてきたら、禁酒して『達成できていること』を
確認してみる。


 少しの時間辛抱して禁酒できたら
「その結果」を自分なりに確認して
 みてください。
 思わぬ「効果」に奇妙(?)な
 モチベーションが湧いてくるかも
 しれません。
 少なくとも、僕にとっては
 最大の効果でした。

例えば…

・『酒に使ってたお金が手元に残ってる』
  →一度、自分で計算してみること 
   をお勧めします。
   毎日の飲酒習慣のある人ほど
   かなりの額になっていると思います。
  (私の場合は、以前の記事「禁酒白書〜
   どっぷりアルコール経費の計測に記載)

・『減量できたり血圧が正常値に戻る』
  →禁酒して1週間くらいでも
   明らかに「体重が減る」。
   明らかに「肌のカサカサがなくなる」。
   など 体の変化が現れます。
   それも 大抵は良い方に。
   私の場合、少しずつ体重が減っていった
   ので、「体重」「体脂肪」「BMI」など
   を自然と記録するようになりました。

   そうすると不思議なもので、
   もう少し数値をよくしたいと考える
   ようになりました。不思議ですね。

 他にも『禁酒して達成できたこと』ってあると
 思いますが、大事なのは



 達成できたことを
『確認して』できれば『記録し続ける』こと
 です。   

 そして、それを次の「モチベーション」に繋げて
 みることです。


④効果を確認できてさらに良くしたいと思えたら
 「計画」に落とし込んで「行動」してみる。



・例えば、禁酒によって節約できたお金が
   1日1000円としたら1月30000円。
 いろんな考え方があると思いますが、この
 3万円を
 →普通に貯蓄する。
 →積立NISA等で老後の資金として増やす。
 →株やFXに積極投資する。
 →自分の趣味(お酒以外ですよ)に充てる。
 などいろんなプランが湧いてきます。

 大事なのは、ぼんやりとでも、せっかくなら



『目標設定してみる』 
 いつまでに ○○したい
 いつまでに ○○円 貯めたい
 いつまでに ○○kgになりたい
 など…





 目標があると、人間で勉強するし
 向上心も湧いてくるからです。

私の場合は、
禁酒開始後、1週間して体重を測ったら
少し減量していたので
 (→ここで 減量モチべに火がつく) 



・まず、室内で「プランク」を開始。
・それが「朝活」に発展。
「朝活」するなら早朝walk &run。
・「禁酒後150日までに体重72kgにする」
 と目標設定。
 (禁酒開始時81kg)




となり、禁酒後約3ヶ月で体重が5kg
落ちたことで

今は、「朝活」が毎日の楽しみになって
います。
目標の禁酒後150日まで、あと1ヶ月強。
しっかり目標達成したいと思います。

朝活以外にも、
家計簿アプリ(Money Forward)を利用
するようになり、結果的に節約できる
ようになりました。

もともとズボラな正確の私でも
目標を設定することで
多少、勉強したり
研究したりするようになりました。
これもモチベーションが上がったお陰ですね。


⑤最後は、自分の進捗状況をアウトプットする。



自分の達成効果は、自分の中だけで
納めておいても良いのですが、
できたら「アウトプット」した方が
良いです。

家族、恋人、友人にでも良いですし
SNSを通じて、いろんな方々にみて
頂くのも良いと思います。

そして
ここでも大事なことは
『アウトプットし続けること』
アウトプットし続けることで
『自分の励みになるから』 です。

そういう意味では
SNSの方が良いかもしれませんね。

私の場合は、
Twitterで「朝活」の内容をツイート
してます。
毎日のルテインにしてるので
サボることが嫌になり
それが良い歯止めにもなっています。
もっとも、今は
「朝活」が一日の楽しみの始まりに
なっていますが。


今回は、「お酒を辞められる方法」として
「マインド」的な角度から
自分の経験を題材にコメントしてみました。

41年間、お酒にマインドコントロール
されてきたので
禁酒するには、やはりそれなりの
『マインドコントロール』が必要ですね。

私の場合、自分で『マインドコントロール』
して修正が効くギリギリのところだったかも
しれません。

なんとなく
子供の頃の お酒なんて関係なく
楽しく遊び回ってた頃が
とっても懐かしく感じます。
虚勢を張る必要もなく
競いあうこともなく
どろんこになって近所の悪ガキたち
と遊んで頃…

悩むこともなかったから
そりゃ お酒なんて必要ないよ。 

その頃に少し
近づいた…。


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