母乳神話にとらわれ過ぎて妻がボロボロになってたけど「そもそもなんで~」に助けられた話
2012年に娘が誕生して初めての子育てが始まりました。最初は授乳がうまくいかず、妻はボロボロになっていたのを思い出します。普通なら協力してくれるポジションの人間(義母)が、妻を責め立てるようなこと言っててさらに加速。「母乳で育てた方が強い子になる~」的な奴ですね。また妻も母乳が溢れるほど出ていたので「こんなに出ているのになぜ飲んでくれないの?」みたいに娘に受け入れてもらってないような感覚があったと思います。
その呪縛にとらわれた私たち夫婦は「なんとか母乳を飲んでもらおう」と様々な努力をします。
・病院のおっぱい教室に何度も通い、乳首の形が悪いと言われ、乳首を吸いやすい形にするニップル?を購入。
・妻のおっぱいからは飲めなかったので、母乳を手で絞り哺乳瓶に入れて飲ませていました。それを少しでも楽になるように搾乳機を購入。
搾乳機を付けた姿はまるでホルスタイン。そんな妻を見て今なら笑うと思いますが当時は笑えず。何もできない歯がゆさから悲しい、つらい気持ちになったのを覚えています。
二週間ほどそれが続いて妻は心身ともにボロボロになっていました。産後うつ手前くらいでしょうか。
上手に飲めなくても一生懸命に授乳し、搾乳した母乳を哺乳瓶に入れて飲ませていても、娘の体重は増えません。何をやってもうまくいかず、妻は「うまく出来ない自分が悪いんだ...」と自分を責め立ててましたね(遠い目)。
ボロボロがピークの当時の妻の写真。カメラを向けても無理した笑顔で痛々しかった。
僕も色々とネットで調べたり育児書を見たり解決策を探しました。夫婦で話をしていて一つの決断をすることになります
「そもそもなんで、母乳じゃないといけないの?」
僕「実は僕、母乳やないで、完全ミルクやったらしいわ。うちのおかん母乳出なかったらしいから。」
妻「私もミルクやったらしい。なんか飲まなかったらしいから。」
僕「そもそもなんで、母乳やないとあかんねん。そこまで苦労せなあかんのかな?もうミルクで楽しようよ。そうでないと妻も娘も倒れるやん。」
妻「ほんまやな。倒れたら元も子もないよね。」
みたいな会話から、僕らは母乳神話の束縛から解放されたのでした。
「ミルクは赤ちゃんのことも考えてあるし、成分も調整されてるし、めちゃくちゃ飲むし、腹持ちええからよく寝るし、超便利やん」
それから、それまで仕方なく、後ろめたく飲んでもらっていたミルクを活用できるようになりました。すると体重がどんどん増えました。自ずとおっぱいを吸う力も強くなったみたいですぐに母乳も飲めるようになり、生後一ヶ月過ぎごろにはミルクは必要なくなり結局、完全母乳になりました(乳首マッサージなど妻の努力ももちろんありました)。もともと溢れるほど出ていたからね。
そして僕らの子育ては、周りの意見は参考程度にしておいて自分たちでやりやすいようにやればええやん!に変わりました。だって自分のかわいい子どもやし。育てるんは親やしね。
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まとめ
母乳を飲ませるのは目的ではない。そもそもなんで母乳を飲ませるのかと抽象度を少しだけあげると「子どもをお腹いっぱいにするため」だと気づけます。そうすると手段は「母乳」「ミルク」と増え、母乳だけにとらわれずに済むのです。そうすると苦しむ必要もないのです。簡単な話なんだけれど個別具体にやられちゃってたから思考停止してたのかもしれません。
後日談
そもそもなんで母乳神話にとらわれていたのかー。
それは義母の育児方法の押し付けにありました。これは違う話なのでまたまとめたいと思います。
とりあえず今はその義母の呪縛からは大きく解き放たれています。
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