いいものをちょっとだけ… 財布にもエコにも優しい量り売り
昨日の日経新聞夕刊の記事。
ナチュラルローソンやオイル&ビネガーレストラン瑞穂などでの量り売り。
洗剤、ビネガー、クラフトビールなど、様々な日用品で、欲しい分だけ、少量で購入できるサービスが各地で増加中とのこと。
在宅勤務が増え、自宅での過ごし方、料理の仕方にも変化があるとのニュースを日々見聞きする昨今。
以前から感じていたこと。
試してみたいけど、味も分からずチャレンジするには勇気が...
一人暮らしなので、そんなに量は要らない…
定食でなくバイキングのように少しずつ色んなものを試してみたい…
実際、今や希少な存在ながら、幸い自宅近くにある日本酒店では、専ら購入前に、気になる商品の量り売りを利用。
大阪市都島区にある杉本商店さん。
https://www.sakemado.com/
画像:杉本商店HPより引用
値段も単純に一升瓶や4号瓶をグラム単位で割って販売との破格のお得さ。
居酒屋などと比べると約1/2。
いつも200g入るマイボトルを持参して、大体100g前後、金額にすると200円前後で購入。
加えて日本酒の最適な飲み方を提唱し、豊かな見識と哲学と顧客への優しさを兼ね備えている店主。
ただ単に好きな日本酒が購入できるだけでなく、日本酒にまつわるストーリーや想い、そしてこだわりなどが聞け、居心地よくプライスレスな購買体験ができる居場所。
毎回、様々な気になる一杯を試していて、非常に満足感とお得感を実感していた最中での、嬉しいこの潮流。
フードロス、プラごみ問題など、SDGs観点でも問題視されている、世界だけでなく、日本での食や海洋資源、そして自然などを取り巻く様々な解決すべき課題。
そんな時代の流れと、もしかするとモノが売れにくくなり、顧客獲得や売上ダウンに困っている店側と、気軽にお試しができる、顧客のニーズにマッチする双方にとってありがたいトレンド。
個人的には、杉本商店さん以外は実施していると聞いたことがない日本酒だけだなく、その他焼酎、ウヰスキー、ワインなどのお酒を扱う店舗をはじめ、まずは試して、それから購入に繋げられる量り売りの文化自体が更に広まってくれることを願う。
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