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転がり続けて輝く個性=個星

・著書:タレントマネジメント概論
・著者:大野順也

ありがちな概念書でなく、人材+コンサル業界出身者ならでは。

現場を内外両側面から熟知した方ならではの、読んでからがスタートの概論であり、実践に移すための指南書。

■ポイント
個人の持つタレント(経験、能力、技術、実績)を、いかに現場と人事が把握し、適切な活用⇔開発→設計&運用の両輪の弾み車のサイクルで拡大できるか?

受け身、黒子、ルーティンでなく、経営(機能)戦略でもある人事のタスクに関して、ハイテク企業のGPUの多くを司るエヌディビアの如く、影の主役として、能動的に、広い視野で、現場も経営者も巻き込み、資産=人材の発掘、開発に努めるべきとのこと。

■特に印象的だった言葉
・人が先、仕事が後
・知の共有<血の通った人対人の交流

ビジョナリーカンパニーやティールの法則でも重要視されている前者。
カオナビなど、スマートな管理手法だけでは把握しえない、ワントゥワンの人×人の交わりが大事だという後者。

戦略総務を唱える豊田健一氏。
現場力を唱える遠藤功氏。

それら要素と重なる部分もある、まさに今、そして今後の必読書。
人事だけでなく全てのビジネスパーソンが認識し、実践すべきこと。

間もなく創業15年を迎える著者の会社。
創業10年以内の生存確率が23%。
一方で10年を超えると生存率90%のゼロイチ企業。

転がり続けて磨かれる洗練された存在。

ビジョナリーカンパニーで言う、第五水準のリーダーシップ(謙虚さ+不屈の精神)を併せ持つと思われる著者。

その方が経営する、鏡を見るのではなく、窓の外を見続けているGood to Greatカンパニー。

私自身も、自分のタレントは何なのか?どう活かすか?何が足りないのか?何をすべきか?経営層や人事、そして現場の上長任せにせず、主体的に会社全体のミッション、ビジョン、バリューを踏まえた、現場として思う疑問や改善案などの提言を継続したい。 

#タレントマネジメント
#HR
#ビジネス
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