「不要不急とは?」


3月28日29日東京都をはじめとする首都圏では、外出自粛の要請が行われました。
その際、「不要不急の外出を見合わせてほしい」という言い方がなされました。

なんとその後話題になったのは「不要不急」って何?です。
小池都知事はその後のどこかのテレビ局のインタビューで、親切にも「先の日に延ばせるものなのかどうか」で判断してください。なんて言っていました。

でもこれ、そんなに解説が必要な話なのでしょうか?
より具体的に、よりはっきり、という流れはなかなか危険です。

今回と似ている洋で異なるのが、3月初旬にでた、安倍総理の「全国一斉休校要請」です。
この時、一部の市区町村をのぞき、ほぼ全国で一律に休校が行われました。
唐突感が否めない、とかいろいろな反発はありましたが、あっさりみな従いました。
この時は、言葉として「要請」、ではあっても、市区町村にどこまで選択肢があったのかは難しいところです。
一部、自己判断された市区町村があったことを考えますと、これも各市区町村が実情に応じ判断してよかったのかもしれません。

今回はあくまで、「不要不急」と、都民一人一人に判断が委ねられているところが大切です。

引き続き、コロナウイルス関連では、今までだれも出会ったことのない状況に多く直面することになりそうです。
もちろん、政治の責任は大変に重いわけですが、国民一人一人が、状況に即して、社会にとって一番よい方法を選択していくことで、社会は守られていくのではないでしょうか。
この、国民の判断が積み重なって社会の判断となる、のが民主主義の社会です。
これを放棄し、強い命令を出してもらって守ってもらうのが良いのであれば、民主主義である必要はありません。
その代わり、失うものも大きいのではないかと思います。

わたしたちは、常に考え、自分にとって、社会にとって最良の選択をしていくことが求められています。

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