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腰痛健康診断には、理学療法士が居てもいいよね!っていう話。

働くひとの健康を考えるこーじです。

今回は産業医の先生と一緒に腰痛健康診断に同行した話を忘備録的に残しておきたいと思います。

腰痛健康診断とは?

「健康診断は毎年受けているけど、腰痛健康診断ってなに?」

という方、多いんじゃないでしょうか。

特定の作業を行われている方に関しては、以下のようなことが法令で定められています↓↓

重量物取扱い作業、介護作業等腰部に著しい負担のかかる作業に常時従事する労働者に対しては、当該作業に配置する際(再配置する場合を含む。以下同じ。)及びその後6月以内ごとに1回、定期に、次のとおり医師による腰痛の健康診断を実施すること。

職場における腰痛予防対策指針より引用:https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000034et4-att/2r98520000034pjn.pdf


適切な対策を行うことで

・従業員の安全確保
・従業員のパフォーマンスの維持・向上
・配置転換などでパフォーマンス低下予防
・ワークエンゲージメント向上

など事業者・従業員共にとしても十分なメリットが考えられます。
またそれによって生産性や社員のパフォーマンスが向上して売り上げ等が増加したり、良い企業風土が造成されることも考えられます。

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今回はそんな働く人にとっても重要な、腰痛検診に同行させて頂きました。セラピストが協力できそうな部分も多くありましたので誰かの・何かの参考になれば幸いです。

健康診断と腰痛健康診断の違いって??

普通の健康診断は受けられたことがある方が多いと思いますが、検査内容はこんな感じ。

参考サイト:船員保険会 健康管理センター https://www.sempos.or.jp/kk/kenshin/

全身的な健康状態、内臓の機能などが主に見ることができます。


それに対して、腰痛健康診断は受けられた方・受けたことのない方もいらっしゃると思いますので、内容を書きますと

①今まで腰痛や腰痛が出現する病気になったことがあるか+業務歴
②症状があるか(腰・足の痛み、力が入らない、しびれや感覚の鈍さがないか)
定期健診の結果、医師が必要と認める場合は下記も追加
①背骨・筋肉の検査
②神経に影響があるかの検査
③レントゲン検査
④動きた時(運動機能)の検査

参考サイト:日本健康倶楽部
http://www.kenkou-club.or.jp/check_syurui_gyousei03.jsp

というようなものをみて、必要に応じて対策を取るものになっています。

普段は産業医の先生と、その事業所の看護師さんの二名で対応されているようでしたが、今回は+1名として参加させて頂きました。

良かったこと①産業医の先生から喜んで頂けた

例年は先生が一人で大人数の対応をされるので、一人当たりにかけられる時間が短かったようでした。またより気になる方へのフォローアップとして先生から助かったという言葉をいただきました。

良かったこと②腰痛のある方へ個別的なアドバイスができた

普段の健康診断でもそうですが、検査が主で対策などは数値や所見に異常があった際に病院を受診してより詳しく行わなければなりません。ですが腰痛は
「普段からも痛いし、こんなものかな?」
というように後回しにされがちです。
今回健診にかけれる人数が増えたことで、お悩みや痛みのパターンや生活指導など具体的に対策をお伝え出来たのはよかったと事業所の方からお声かえ頂きました。

また、アドバイスさせて頂いたことを他のスタッフにも伝えて、徐々に対策を浸透させていくきっかけ作りはできたかなと思います。

非常に貴重な体験をさせていただきましたが継続的に関わっていくことで職場に対し職場に起こる腰痛の軽減腰痛の起きにくいようなケア文化の喪失に尽力できればなと思っています

次のアクションとして、少しパターン化したような体操・対策の指導パンフレットの作成、心理社会的要因の啓発と環境に対するアプローチを行っていく予定です。

小さな一歩ですが、働くひとが少しでも健康になれるような活動を継続していきます。

最後までお読み頂き、ありがとうございました(^^

ヘルスケアを、面白く。


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