石巻へ(2019/12/16)
別の用事で仙台に行き、1日フリーだったので石巻に寄ることにした。
3日連続でベロベロになるまで飲んで、それでも何故か朝5:00に起きれたので、二日酔いのまま電車に揺られる。
空いた電車から望む色。
石巻駅は石ノ森章太郎だらけ、しばらくは通りにも像が立ち並ぶ。
目的の食堂まではGoogleマップによるとここから徒歩50分。残念ながら1人でタクシーに乗るなんて選択肢は無い。
奥に見えるのが日和大橋。津波が襲ってきた時、中央部にいた人は生き残ったようで、心霊スポットでもあるらしい。ここもこれから行く予定(遠くね?)。
歩いてる人は中学生らしき少年たちだけだったか。
道路ギリギリに並ぶ墓石。後ろの山は避難所になってるらしい。
Googleマップによると交差点。工事中のため通れなくて迂回することになるんだけど、とぼとぼ歩いてたら30分くらいロスした気がする。
さすが漁港の鳥。旨い魚食ってしっかり実のある糞をしてやがる。
そして到着、
この中で…
1800円の海鮮丼(高いのか安いのか分からんけど、メニューの雰囲気からして高い訳ではなさそう)。何気に左の茶色が旨かった…。朝8:00からこういうの食べるのはすげぇ贅沢。
ちなみにここ斎太郎食堂、朝6:30開店の地元の人がよく通ってそうな食堂。いい感じ。
食べ終わったらまた歩く。
石巻魚市場。めっちゃ長い。長い。
特に侵入制限されてないからけっこう寄った。すげぇ。
「令和2年3月31日まで」「工事金額 219,427,920円(税込)」
歩いてたら異様な建物を発見。
立ち入り禁止とは無いので入ってみる。
頭がくらくらする線。ちなみに自分の身長はこの操作盤(?)よりも普通に低い。
外壁の下部だけ剥がれ落ちてる。総じて特に整備された様子はなかった。
10年弱沈黙を貫く鉄の塊の後ろでは、黙々と煙が上がっていた。
朝、遠くから見た日和大橋も目の前に。そういやさっき工事中だった道はここに繋がってる。
橋からの景色。
トラック野郎がいっぱいいた。
まだそこに道はない。
「がんばろう!石巻」
旧門脇小学校跡。震災遺構として遺すべく一部解体して整備中らしい。虹が出来てた。
上に行く。
関係ないけど猫。俺が猫を好きでないことを向こうも分かるのか、そういう距離感。
かつての景色の写真が掲示されてた。復興は遠く感じる。
それにしてもけっこう歩いたな←奥の橋渡ってきてる
日和山公園。老爺の憩いの場所になってるようだった。あるおじさんから羽生結弦の話をされたけど、残念ながらイマイチ聞き取れなかった…。
何を想ってその光景を眺めているのか。
夕食終わりに寮のテレビで東日本大震災のニュースを見たことは確かに覚えてる。ただそれを現実味を持って感じたことはなかったし、今や忘れて過ごす日々。
そんな自分にできることは「そこに行くこと」くらいだろうとせめての思いで行ってきた。2019年の景色としては衝撃的だったけど、そこに生活する人もいるわけでやっぱり他人事ではない。
趣味に生きる人間として、3.11以降のエンタメを享受する上でも行って損はないと思う。良かったという言い方でいいのか分からないけど、自分の目で見れて良かったと思う。
そういやこの東北行きでご当地ラッパーの曲を聴いたりしてて、3.11を受けて作られた曲がたくさんあった。でもここではGagle"屍を越えて"を置いておく。
ただ一言『頑張れ』と
行く先託した あんたに感謝
次の世代へ 体と引き換え 機会与えた あんたに感謝
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