ブロック・カーテンで陥りがちなミス
おひさしぶりです。Fリーグが開幕し、忙殺されている今日この頃コンテンツを作って発信することをサボっておりました。ごめんなさい笑
スカウティングというのはなかなか時間がかかるもので、なかなか作る時間がねえ!ということでリーグが1週空いたこのタイミングを狙って何とか1記事くらいは!という魂胆であります。
さて、今回ブロック・カーテンについて書いていく訳ですが今回はデメリット中心に書いていきます。普段フットサルの戦術の有意性を話しまくってるわけですがたまにはこういうデメリットもあるよ!!という話をしていきます
きっかけはこちらのコメント
(noteに画像を上げると何故か歪む!?理由は分かりません!意味不!)
我が盟友、大矢氏がカーテンを嫌がる理由について述べたこのコメントです。このコメントを見た時、あまりにもカーテンを的確に表現していたのでこれは血が騒ぐぜ!!ということで今回のネタにしました笑
(カーテンってなんぞや!!?というかたはこちらから確認くださいませ!)
ブロック・カーテンの特性
まず弱点を理解する上でブロック・カーテンという戦術の特性、というかどのような時に使われるかを確認します。
基本的にブロック・カーテンはボールホルダーのプレスを和らげるために使われます。
1stDFとボールホルダーの間を通る(カーテン)あるいは1stDFに体をぶつけ、進路を妨害する(ブロック)ことでプレスを軽減するわけです。
このような性質をもつわけですので、僕はこの戦術大好きなのですが冒頭にも述べた通りもちろんデメリットも存在しているわけです。というわけでここから本題。
ブロック・カーテンで陥りがちなミス
ものごとにはメリットがある一方、デメリットというのが当然存在しているわけです。ブロック・カーテンの場合は
・位置を交換する瞬間にマークをスイッチされプレスをかけられるとむしろプレスを強く受ける
というものです。イメージしずらい方は「バスケ ヘッジ」という言葉で検索してみてください。(Hedgeです。Blitzでもいいかもしれません。)
プレスを和らげるプレーのはずが、反対にプレスを受けてしまう!?なんてこった!!となってしまうのですね。
フットサルを始めたばかりのチームやプレーヤーはYouTubeなどをみて勉強するが故に「ブロックしてればなんとかなる!」「エイトの動き!!ブロック!カーテン!!」とこの落とし穴にハマっていくのがあるあるです。多分(少なくとも僕は通ったし、周りのサークルもこうなってた気がする)
こうしてブロック・カーテンは嫌い!!という人が生まれていきます笑 はい、まさに今回の大矢くんであります(大矢くんごめん!)
実は運用のミス
はい、たしかに前述したようなデメリットは存在しています。 が、しかしこのデメリットが目立つシチュエーションは限定されています
というのも
・条件1 1stDFと2ndDFの高さの差が小さい時
・条件2 攻撃側がブロック・カーテンを行うとDF側が容易に想像できる時
この条件が揃わないとDF側的にはスイッチすることがリスクになるからです。つまりこのシチュエーションを作らない限りにおいてはブロック・カーテンというのは非常に有意義な戦術ということです。
さらに、このようなシチュエーションはプレーを選択する順番を間違えた時に起こりやすいのです。
ということはプレーの順番を間違えないようにすれば基本的にブロック・カーテンは威力を発揮するということなのです。
カーテンは''3番目に選ぶアクション''
では、カーテンを使う適切なタイミングとは何か?
それは
①ボール非保持者が1stDFのラインを超えるアクションをとり、
②ボール非保持のマークがそれに対応し、下がったものの
③ボール保持者は横方向へのドリブルを選択したとき
です。言い換えると
①バックドア・ディアゴナル❌→②ワンツーorエントレリネアス❌→③ブロック・カーテン
という順番でプレーを選択する必要があるということです。
この順番であれば、
図のようになるので
DF側からすれば相手のDF2人の高さが小さい というスイッチの発動条件は満たせません。
また、2つのプレーアクションを行い、その相手の出方を伺っているので、相手がブロック・カーテンを行うと容易に予測できるという条件も満たせません。したがってブロック・カーテンの本来の効果を発揮されてしまうわけです。
このようにブロックとカーテンは補助的アクションとして正しい使い方を使うことによって成果が得られるんですね
というわけで大矢くんわかっていただけましたか!?!?笑(終)
P.S 皆様、私はいまとても性能のいいパソコンが欲しいです。是非皆様、投げ銭をお願いします!
(クラファンしようかなあ…)
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