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仕事のスピードをあげるために必要な循環力

経営サイドから見た時に、頭の良い人ほど仕事が遅い傾向にあると感じています。それは自分にとっての100%を目指しているからだと思います。準備段階にすごく時間をかけてしまうということですね。ところが実際には「自分にとっての100%」は他者から見たときには100%には程遠いことが大半です。

また、自分ひとりで考えようとする人も同様に仕事が遅い傾向にあります。結局のところ思考というものは『その人の中にあるもの』からしか出てきません。何もないところからは思いつきさえしないし、思いついていないことにも気づけません。

このような状況に陥らないためには、最初から人を巻き込む必要があります。考えが全く煮詰まっていなくても、まずはアウトプットしてみるのが良いでしょう。そうすることで、それに反応した他者からの意見を引き出すことができますし、またそれに反応して、新しい自分の考え方も出てきます。

形あるものを作るときも同じです。50%に満たない段階でとにかく人に見せます。そうして、色々な意見を取り込むことで、100%に近づけていきます。

物事をスピーディーに上手く進めるためには『循環力』がポイントの一つだろうと思います。1人ではそもそも循環しないのです。

イメージとしては、最初は3人程度からの循環も、次第に速度が上がり、安定し、求心力が増し、より多くの人が巻き込まれていく。こんな風に物事を進めていくと無理なくスピーディーに出来るのではないでしょうか?


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