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北の大地の入場券(ついでに40入場券)全収集の旅 3日目・4日目

 JR北海道が発売している北の大地の入場券と、2020年末まで発売されていた北の40入場券を回収したときの記録を残しておく。この記事はその3日目に当たる。1日目・2日目は以下のリンクからご覧いただきたい。

3日目の収集予定

北の大地の入場券
 ・洞爺
 ・豊浦
 ・長万部
 ・熱郛
北の40入場券
 ・長万部

新函館北斗ダッシュ

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 2日目から約1か月後、再度大宮から新幹線で渡道する。毎度おなじみはやぶさ1号…ではなく、臨時はやぶさ49号で新函館北斗に向かう。定期列車になることを期待しているが、そのためには仙台始発のはやぶさを新青森止めにする必要がありそうだ。今回は新幹線eチケットを利用した。切符が出ないのは残念だが、券売機で発券する手間が省けるのは良い。いつものように睡眠時間を確保しながら4時間程新幹線に揺られ、新函館北斗には10:22に到着した。

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 次の札幌行特急北斗は24分発の7号。乗り換え時間は僅かに2分しかない。急ぎ足で階段を上り乗り換え改札に向かったら、なんとICカードリーダが使えないではないか!やむなく新幹線直結改札をタッチで抜けて、大きくUターンして在来線改札に事前に購入した6日間パスを通す。結果的に、3番線に降り立つ頃にようやく北斗7号が入線してきた。この乗換が成功したことで、当初予定に加えて伊達紋別に行くことが出来るようになった。

都合のいい乗継

【伊達紋別】
北の大地の入場券 9/86  北舟岡を通過する261系特急スーパー北斗

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 伊達紋別で本日1枚目の入場券と同時に、今回の旅の後半で使用する6日間パスを購入した。ここから洞爺方面へ引き返す。特急北斗→豊浦行→長万部行と都合よく3本続けて列車が来るのがありがたい。連休のためか8両に増結されていた北斗10号で洞爺に向かう。

【洞爺】
北の大地の入場券 10/86  有珠~長和間を走るキハ40-350代

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 洞爺には10分ほどで到着。さっさと降りて入場券を購入した。ここで降りたのは2回目である。前回訪れたのは2018年で、ご当地入場券を収集するためにここでレンタカーを借りた。豊浦行までは15分ほどあるので駅舎を巡ったところ、駅弁スタンドがあった。生憎無人だったが、電話すれば持ってきてもらえるようだ。今でも販売があるのは意外だった。

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 豊浦行はキハ150-100番台単行ワンマン。夏に来ると最悪な車両である。こいつはろくすっぽ窓が開かないくせに冷房が付いていない。送風機とわずかに開く窓から漏れ出す隙間風で涼をとるしかない。室蘭線苫小牧以東と石勝線を利用する際には要注意。豊浦到着は13:06。

【豊浦】
北の大地の入場券 11/86 礼文華峠に挑む281系函館行特急

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 豊浦駅は簡易委託で、日中は乗車券と併せて入場券も発売している。しかしこれは平日のみの取り扱いで、土休日は駅から徒歩15分少々のところにある「天然豊浦温泉しおさい」に行く必要がある。こちらは20時半までの営業なので豊浦駅の営業時間外に行くこともできる。券売機のボタンデザインがイカしている。ついでにここで風呂と食事も済ませた。刺身定食は北海道の海沿いで食えばどこでもうまい気がする。

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 次の列車は本日2本目の長万部行。一か月前のデジャヴを感じる。小幌訪問お手軽コースとして使われる列車なためか思いのほか客がおり、密を避けるために後方運転台に陣取った。当然ながら、この列車もキハ150-100番台である。小幌で若干の下車があった他は、ほとんどが長万部までの乗り通しだった。

【長万部】
北の大地の入場券 12/86 長万部留置線にたたずむキハ40とキハ150
北の40入場券 5/24 キハ40-1700代(苗穂所属)

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 長万部では1時間程待ちがあるので、一旦宿にチェックインしておく。今宵の宿は、長万部温泉にあるホテル四国屋。北海道なのに四国。明日は早いので夕食付朝食なしプランとなった。宿の主人には戻ってくる時間を伝えてから、再度長万部駅に戻った。ここからは難所である熱郛に向かう。

道南の難所

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 H100に乗るのはこれが初めてだ。急行札差があると聞いて疑問を抱いたが、どうやらワンマン札を指すための物だったようだ。ステッカーでよくないか?小樽行は16時38分に発車した。夕方になったこともあって、乗車後に眠気に襲われた。どうにか意識を繋ぎ止めて熱郛で下車した。

【熱郛】
北の大地の入場券 13/86 熱郛に入線するキハ150+キハ40

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 熱郛は公共交通機関縛りでは中々の難所だ。駅から10分ほど歩いたところにある「道の駅くろまつない」で発売されているが、列車本数が極めて少ないため、短い待ち時間で熱郛に訪れるパターンは2パターンに限られる。しかもそのうちの昼間パターンは、長万部行が13:38に熱郛到着後、13:56発倶知安行が来るまでの間に片道徒歩10分の距離を往復したうえで入場券を購入しなければならない。今回は安定のために待ち時間が約1時間となる夕方パターンを採用したが、これはこれで問題があり、道の駅の営業時間が短くなる10月~3月は熱郛到着時点ですでに道の駅が閉まっているので、そもそも採用できない。そのため、冬季は昼間の雪道をダッシュするか、最短でも3時間程度時間を潰さなければならない。

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 買えてしまえばこっちの物、今日のタスクは長万部に戻るだけとなる。やけに湿っぽい駅で夕日を眺めながら列車を待った。列車が来る頃には既に日が暮れていた。こちらでも眠気に襲われたが、長万部が終着なので問題はない。すでに駅の営業時間は終了しているので、運転手にパスを見せて下車した。

温泉は心の健康に良い

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 部屋食なんていつぶりだろうか。テレビを眺めながらラムしゃぶとカニをいただく。長万部と言えばカニめしだが、普通の茹でガニも名物と言っていいのだろう。かつては駅でも売られていたと聞く。
 食後は温泉に浸かる。長万部温泉は塩化物泉とのこと。比較的泉源温度が高いのが少し意外だった。長万部で長時間待ちが発生するときには食事のついでに温泉に入るのも一興だろう。風呂から上がってからは特にすることもないので、21時には就寝した。旅に出ているほうがかえって健康的な生活を送れている気がする。

3日目の収集結果

北の大地の入場券
 ・伊達紋別→追加収集
 ・洞爺→収集済
 ・豊浦→収集済
 ・長万部→収集済
 ・熱郛→収集済
北の40入場券
 ・長万部→収集済

4日目の収集予定

北の大地の入場券
 ・ニセコ
 ・昆布
 ・倶知安
 ・余市
 ・小樽
 ・手稲
 ・札幌
 ・岩見沢
 ・栗山
 ・滝川
 ・赤平
 ・砂川
 ・美唄
 ・江別
 ・石狩当別
 ・北広島
 ・恵庭
 ・千歳
 ・苫小牧
北の40入場券
 ・倶知安
 ・苗穂
 ・岩見沢
 ・滝川
 ・千歳
 ・苫小牧

初発列車は編成が長い

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 函館線の初発に乗るために5時に起床。朝湯をキメてから宿を後にした。長万部駅の窓口営業時間は7:00-18:15となっているため、この時間は改札も行われておらず直接ホームへと向かう。意外と営業時間が短いため入場券購入時は注意。小樽行の列車は3両編成。夜間滞泊の関係で、道内の初発列車は回送を兼ねて長編成で運転される傾向にある。この列車の最後尾車両が倶知安折返しなのも、そのためだろう。最も、倶知安は夜間滞泊できたと思ったが…。

【ニセコ】
北の大地の入場券 14/86 ニセコを発車したキハ150

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 ニセコには1時間25分で到着。ここにはみどりの窓口がないものの、簡易委託が行われているため駅での購入となる。朝7:10からの発売なので長万部からの1番列車だと都合がよい。購入後は朝食調達のためにセイコーマートへ向かった。ニセコ駅は丁度谷底にあるような格好になるため、ニセコ中心街のセコマまでは坂を上って20分弱歩くことになる。

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 セイコーマートで食料調達後、駅へと引き返す。朝食で買うのは、大抵110円スパゲッティとミニサラダあたりで、でっかいおにぎりを買うときはかなり腹が減っているときだ。でっかいおにぎり松前漬はいつになったら復活するのだろうか?帰り道を振り返ると羊蹄山が見えた。若干雲がかかっているが天気は大丈夫だろうか。

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 次の目的地は1つ長万部寄りの昆布駅。ローカル線ではあえて目的駅を通り過ぎて反対向きの列車で戻る方法を使うと、少ない本数を有効活用できる。ハロウィンも遠いのにやたらとカボチャが置かれているニセコ駅を後にし、蘭越行に乗車した。倶知安以南は基本的にH100単行での運転だ。

折返し列車の有効活用

【昆布】
北の大地の入場券 15/86 蘭越ですれ違うDE15とキハ150

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 なぜこの駅名になったのか小一時間ほど問い詰めたい駅ランキング上位に入ると思われる昆布駅は、蘭越町の山間にある。町自体は海に面しているが、函館線は内陸を走るので昆布要素はない。
 さて、ここでの発売箇所は駅裏の温泉施設幽泉閣となるため、すぐ近くの跨線橋を使って向かう。次の列車は47分後なので時間的に入浴は可能だが、つい3時間前に入ったばかりなのでわざわざ入ることもないと思い、入場券購入のみで幽泉閣を後にした。列車が来るまでは駅ノートを眺めていた。とりあえず置いてあると何となく書いてしまうが、読むのも中々に面白い。中には香ばしい書き込みもあるが…。YouTuberの書き込みも見られた。

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 9時丁度発の倶知安行に乗車した。車両は先ほどの蘭越行と同じである。ニセコの次、比羅夫駅は駅舎がそのまま宿になっている。ここに泊まることも考えたが、熱郛で3時間20分待ちになってしまうため今回は回避した。倶知安到着は9:29。

【倶知安】
北の大地の入場券 16/86 倶知安~小沢間を走るキハ150-100代
北の40入場券 6/24 キハ40-700代(苗穂所属)

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 倶知安は新幹線工事に伴い、函館線ホームの移設工事が行われていた。駅裏側に移設されるようだ。かつての胆振線ホームを通って改札を出たところですぐさま入場券を購入した。ここは40入場券も発売されていた。乗り換え時間は9分なので再度ホームに戻って、2両編成の小樽行に乗車した。倶知安以北は基本2両編成で運行されるくらいには需要があるようだが、これも新幹線開業でどうなるのだろうか。ボックスは中途半端に空いていたのでロングシートに座った。

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 次の目的地は余市。ここまでには倶知安峠と稲穂峠の2つの峠を越える。キハ40ではなくキハ150が優先的に運用されていたのもこれらの峠に対応するためだ。H100も比較的軽快に坂を上っていく。坂よりもカーブに苦しんでいるような気もした。岩内線が分岐した小沢を過ぎると稲穂峠に差し掛かる。峠を越えると銀山定時通過!…ではなく定刻通りに停車した。余市到着は10:27で、ホームには乗客が列をなしていた。

【余市】
北の大地の入場券 17/86 仁木~余市間を走るキハ40+キハ150

 余市は有人駅である。ここで降りた場合次の列車は2時間後となるため、到着後比較的すぐに発車する中央バスに乗り換える。その前に入場券を購入するわけだが、前にいるオバチャンが初歩的なことを駅員に質問攻めしていた。普段だったらどうということはないが、乗り換え時間が4分しかない中でやられるとイライラしてしまう。少したって質問が完了したのですぐに購入し、駅前へ向かった。どうにか小樽行のバスに間に合った。実は予定よりも1本早いバスだったりする。

 車内は半分くらいの座席が埋まっていただろうか。古平・美国方面から乗り通す客もそれなりにいた。バスは基本的に国道沿いのバス停にこまめに停まっていくが、塩谷からは実質的に急行運転となり、小樽駅まで1か所のみの停車となる。途中のバス停は塩谷止めのバスを使えということだろうか。定刻通り11:09に小樽駅前バスターミナルに到着した。

電車エリアの攻略

【小樽】
北の大地の入場券 18/86 小樽築港~朝里間の721系普通

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 小樽は流石に人が多い。到着するや否やみどりの窓口で入場券を購入したが、40入場券の発売駅がどこだったか忘れてしまい窓口で訊いてしまった。この先は北の大地が手稲→札幌→岩見沢と向かう予定だったが、1本早いバスに乗れたため、札幌におよそ30分出来ることになった。当初予定を変更して40入場券が発売されている苗穂と江別を先に回り、江別から夕張鉄道で栗山へ抜ける方針とした。

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 次の列車は岩見沢行普通。721系3両編成なのでゆったりできそうだ。空いているときの721系は最高だが、ラッシュ時や混雑時に当たると辛すぎる。ポリカーボネートで見づらくなった窓から石狩湾を眺めながら手稲に向かう。札幌運転所にはロイヤルエクスプレスと、マヤ35がいた。遠目から見るとロイヤルエクスプレスは寝台車のようだ。

【手稲】
北の大地の入場券 19/86 札幌運転所の721系と731系

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 手稲はご当地入場券の発売対象駅ではなかったので、改札を出るのは初めてだ。利用したのもニセコエクスプレスに無理やり乗って折り返した時以来だろうか。次の列車はエアポート112号。札幌→苗穂→江別の順に進む。

【札幌】
北の大地の入場券 20/86 苗穂工場のDE15

 記念すべき20枚目は札幌にて収集。札幌はこの後再度寄るため荷物をコインロッカーに沈めた。ついでに弁菜亭で幕の内弁当「いしかり」も購入して、721系が来ることを期待しつつ苗穂に向かった。なお、乗車した江別行は733系3両編成。

【苗穂】
北の40入場券 7/24 キハ40-400代2連

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 ここは北の40入場券のみの発売。次の列車は14分後の岩見沢行。ホームで待っていたら恐ろしい勢いで雨が降り始めた。このままだと江別で降られてしまいそうだ。この時、なんとなく次の列車が731系のような予感がし、駅弁をここで食べてしまうことにした。食べ終わるころにやってきた岩見沢行は果たして731系。こういった悪い予感は当たらないでほしいものだ。

【江別】
北の大地の入場券 21/86 夕張川を渡る789系札幌行特急ライラック

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 江別到着時にはわずかに雨が降っていた。雨雲レーダーを確認するとこの後江別に大雨が来そうなので、江別駅から離れたところから発車する栗山駅行バスではなく、早くに出る江別駅前発の南幌東町行に乗ることにした。どちらも夕張鉄道のバスだ。

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 江別駅前からの南幌ビューローまでは30分弱。途中、夕張鉄道の廃線跡を転用した道路を走る。このバスの運賃表は次の停留所ではなく、次の運賃境界停留所を表示するタイプになっている。そのせいもあって、運賃表に南幌ビューローが表示された瞬間にボタンを押してしまった。南幌到着後は、千円札を使い切ってしまったため、売店でアイスを購入して札を崩した。ここはかつての南幌駅跡のようだが、それらしき痕跡は見られなかった。

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 札幌行高速ゆうばり号を見送った後、栗山駅行に乗車。乗客はおらず、終点まで貸切状態になっていた。今度は終点で下車なので推し間違える可能性はない。栗山到着は14:12。

【栗山】
北の大地の入場券 22/86 古山~由仁間を検測するキハ40-300+マヤ35

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 ここもニセコ同様に簡易委託となる。入場券のついでに常備券を購入して岩見沢方面のホームに向かった。跨線橋は町の交流施設と一体になったどでかい構造になっている。駅舎側から岩見沢方面ホームに向かうときには2分は見ておかないと少し厳しいかもしれない。
 岩見沢までは22分。並行してバスも走っているので、室蘭線が来ない場合はバスを利用するのも手。栗山→栗丘→栗沢の栗三連発を過ぎて、万字線が分岐した志文を出ると岩見沢に着く。乗り換え時間は5分しかない。

【岩見沢】
北の大地の入場券 23/86 志文~岩見沢間を走るキハ40-1700代
北の40入場券 8/24 キハ40-330代等4連

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 無事に入場券を購入し、ライラック21号に乗り換える。この後は滝川→赤平→砂川→美唄と続く。滝川までは37分。このようなちょっとした特急乗車がある時に、特急に乗れるフリー切符は重宝する。

【滝川】
北の大地の入場券 24/86 菜の花畑を走る789系特急ライラック
北の40入場券 8/24 キハ40-1790山明号

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 滝川のいい日旅立ち自販機コーナーは今だ健在。入場券を購入後、1番線の東鹿越行に乗り換える。この列車は新得行代行バスへの接続があるが、あくまで東鹿越行のようだ。それとも東鹿越行は全列車接続があるから省略しているだけか?キハ40-700番台に揺られること15分で赤平に到着した。

【赤平】
北の大地の入場券 25/86 赤平を発車した滝川行キハ40-700代

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 ミスターの故郷である赤平の入場券は駅舎内で売られているが、時間帯によって切符売り場だったり、交流センターの窓口だったりしてわかりずらい。この日は休日だったので、終日交流センターでの発売だった。赤平にも竪坑やズリ山などの炭鉱遺産はあるが、滝川へ戻るばすが7分後に来るのでのんびりしていられない。乗り潰しや収集系の旅は観光要素が消えがちだ。滝川行の中央バスに乗って赤平を後にした。

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 滝川からは砂川→美唄と続けて収集を行う。この区間は列車が比較的多いので、折返しながら回収するよりも同一方向に途中下車しながら進む方が効率が良い。一応2分乗り換えに成功すれば予定よりも1本早い特急に乗れたが、どのみち岩見沢から乗る列車が同じになるので大人しく32分後のライラック34号に乗った。

【砂川】
北の大地の入場券 26/86 茶志内~奈井江間を走るキハ40-1700代

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 すぐ隣の砂川で下車。ここのみどりの窓口は18:30で閉まるのでのんびりしていると購入できない。駅舎から上りホームへ向かう跨線橋は、なんとなく塞がれた感がある。この先遥か遠くに上砂川支線のホームがあったはずだ。歌志内線は函館線と同じホームから出ていたものと推測される。次の列車は滝川でライラックの後に発車した普通列車なので比較的すぐに来る。このエリアは、特急が30分間隔で来て、間に普通列車が挟まる時間帯にすると効率がよさそうだ。

ダイヤ乱れ

【美唄】
北の大地の入場券 27/86 岩見沢~峰延間を走る札幌行特急ライラック

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 以前は間に挟まれた奈井江でご当地入場券の取り扱いがあったが、今回はなし。正直なところ楽になった。美唄で購入後に再度乗車しようとしたところ、駅員に札幌付近のダイヤが乱れているから気を付けるよう言われた。どうやら学園都市線でトラブルがあったとか。まさに次に行くのが石狩当別なので若干気にする必要がありそうだ。ホームに降りると、京阪一般車カラーの看板が所々に設置されていた。最近増殖している感があるが、京阪の子会社にでもなるのだろうか。次に乗るのはまたしてもライラック。このまま一気に札幌まで向かう。

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 ライラックは札幌駅手前で信号待ちのため5分ほど遅れて到着した。乗る予定だった18:30発の北海道医療大学行には間に合わず、次の45分発を待つことに。工事のため線路をはがされた11番線を眺めていたが列車が一向に来ない。結局10分以上遅れて到着し、札幌発も13分遅れとなった。道中の交換待でさらに遅れは増大し、石狩当別到着時点では17分遅れに。乗る予定だった札幌行は到着と同時に発車してしまった。

【石狩当別】
北の大地の入場券 28/86 ひまわり畑を走る721系6連

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 次の札幌行は20:13発。札幌では8分接続でエアポートに乗り換えられるため、北広島までの指定席を抑えておいた。このままだと食事が摂れないので駅前のローソンで弁当を買ったものの、箸をもらい忘れる痛恨のミスを犯したため札幌に戻ってザック内の箸を手に入れるまで食べられないことに。

 医療大学始発の札幌行は時刻通りに発車したものの、単線区間の対向待ちで遅れが発生し、最終的に4分遅れで札幌に到着。改札外にある荷物を回収したうえで乗り換えなければならなかったが、無事にエアポート210号に乗車した。なお、ザック内から箸は発掘されなかった。

【北広島】
北の大地の入場券 29/86 上野幌~新札幌間を走る721系3連

 札幌発車時の遅れを引きずったため、2分遅れで到着。購入後ホームに降りたところ、快速と接続していた新千歳空港行普通がまだ停車していたのでそのまま乗車した。恵庭まで向かう。

【恵庭】
北の大地の入場券 30/86 霧の中を走る721系6連普通

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 千歳線のみどりの窓口はかなり営業時間が長い。夜間の収集にはもってこいだ。恵庭では10分ほど待って次の列車に乗る。新千歳空港行ばかりなので苫小牧まで行く場合は要注意。

【千歳】
北の大地の入場券 31/86 石勝線を走るキハ261-1000代スーパーとかち
北の40入場券 10/24 キハ40-300代団臨

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 ご当地入場券を購入したのは北側みどりの窓口だったが、現在発売されているのは南側みどりの窓口。この頃は遅くまで営業していたが、現在は20時までの営業と大分短くなってしまった。訪れる際には注意が必要。この後は苫小牧行に乗る。待っている間に札幌行特快エアポートを見送った。

 長かった4日目の最終ランナーは、千歳22:08発苫小牧行。ここに来て731系が登場。空いているのでどうということはない。22:32に苫小牧駅に到着。ここで購入したら宿に入るだけだ。

【苫小牧】
北の大地の入場券 32/86 ①社台~錦岡間を走る789-1000代すずらん
              ②勇払川を渡るキハ40-350代4連
北の40入場券 11/24 キハ40-1780道央花の恵み

 苫小牧ではギリギリ入場券の購入が出来た。あとは宿に向かうだけとなる。本日の宿は東横インのシングル。夜食と風呂を済ませて床に就いた。明日も初発での出発となる。明日を乗り越えれば少し余裕が出るので頑張りたいところ。

4日目の収集予定

北の大地の入場券
 ・ニセコ→収集済
 ・昆布→収集済
 ・倶知安→収集済
 ・余市→収集済
 ・小樽→収集済
 ・手稲→収集済
 ・札幌→収集済
 ・岩見沢→収集済
 ・栗山→収集済
 ・滝川→収集済
 ・赤平→収集済
 ・砂川→収集済
 ・美唄→収集済
 ・江別→収集済
 ・石狩当別→収集済
 ・北広島→収集済
 ・恵庭→収集済
 ・千歳→収集済
 ・苫小牧→収集済
北の40入場券
 ・倶知安→収集済
 ・苗穂→収集済
 ・岩見沢→収集済
 ・滝川→収集済
 ・千歳→収集済
 ・苫小牧→収集済

5日目へ続く…

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