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【寸評】ヴァンフォーレ甲府×東京ヴェルディ【甲府の選手のみ】

 レビューは書かないけど、寸評しよう!ということで東京ヴェルディ戦の個人的な寸評です。甲府の選手のみです!

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前節スタメンの中村から野津田に変更のみ。
スタメンのうち8人は3連戦目。

GK

31・岡西宏祐
ビルドアップ時、普段なら簡単に蹴っ飛ばしてしまう場面も空いている味方を見つけてパスをつけるなど、後方での数的優位の確保に貢献。また89分の直接フリーキックは壁で見えにくい+外から巻いてくるシュートだったがよく手を伸ばしセーブした。

DF

23・関口正大
終始対峙していたヴェルディの左サイドバック・山口に手を焼いた。守備で外側からも内側からも抜かれる場面があり、山口の左足(のコース)を切って右に誘導したのに内側を抜かれていくのは改善が必要。身体の向き、周りの味方の状況などを考えて修正したい。

30・浦上仁騎
可変の関係で右サイドバック風に振る舞うことが多かったが、ボールを持てるけど考える時間が長く相手に寄せられる場面が前半ちらほら。現状今のポジションでの起用が多くなると思われるのでもう少し立ち位置含め改善が必要。ボールは持てるので前線の選手のために時間の貯金が作れると良い。守備はまずまず。

40・メンデス
ヴェルディのプレッシャーがあまり強くなかったこともあり、余裕を持ってプレー出来た。欲を言えばワイドの選手につけるのかホールの選手につけるのかどちらか分かりにくいようなボールの持ち方が出来ると良い。守備に関しては良くやれている。

17・荒木翔
泉澤や野津田との関係性でプレーの選択を変えられるのは素晴らしい。また、ハーフスペースの入り口で受けて相手のチャンネル(サイドバックとセンターバックの間)を通すロングスルーパスは見事。1点目の始まりは荒木のロングスローから。

MF

8・新井涼平
前節の反省からラインコントロールに注力したこの試合は分かりやすく改善した。相手が背後を狙ってくるリスクを背負いながらも、相手が1つボールを下げれば果敢にラインアップし、チームをコンパクトに保ち、プレッシャーを掛けに行きやすい状況を作った。昨年もチームの調子が良かった時期は新井の強気のラインコントロールが出来ていたので続けていきたい。

24・山田陸
チームで1番プレーに関わった回数が多かった。中盤の底でアンカー風に立ち振る舞いながらも前が空いていたらドリブルで運べるし、守備では相手のカウンター阻止などフィルターとしても機能。いま替えが効かない選手の1人。

16・野津田岳人
ミドル〜ロングレンジのシュートを3本放ち、積極的にゴールを狙っていた。特に52分のロングシュートはバー直撃。向かい風だったがシュートの勢いの方が勝っていた。走行距離もおそらくチームでトップクラスであらゆるエリアに顔を出して攻撃をクリエイト出来ていた。この試合プレスキックの精度も冴えており、コーナーキックから1本取りたかった。こちらもいま替えが効かない選手の1人。

FW

41・長谷川元希(ハーフタイムOUT)
中間ポジションで浮いてボールを受けることは出来ていたが、3連戦目ということもあり全体的に動きが重く、いつもような果敢なプレッシングはこの試合は静かだった。時間をコントロールようなプレーもしていたが、自分がキツいのを隠すためのようにも感じた。リフレッシュして次に期待したい。

39・泉澤仁(71分OUT)
いつものように1対1で抜くというよりは荒木や野津田との関係性で抜け出す場面が多かったか。抜け出すことが出来てもクロスはことごとく跳ね返されていたので工夫が必要。これは泉澤だけでなく中で待つ選手達の工夫も必要である。15分の野津田のシュートの跳ね返りをもう1度シュートした場面は決めたかったが、相手のゴールキーパーのファインセーブに阻まれた。2点目の鳥海へのアシストは2試合連続アシストで3アシスト目。

10・ウィリアン リラ(ハーフタイムOUT)
相手のセンターバック・ンドカ ボニフェイスとやり合っても負けない強さを見せた。守備では基本的に相手のアンカーの監視役で、始めは意識していたが途中から相手のアンカーに少し時間を与え過ぎた。攻撃では前線の動きの停滞感もあり、下りて受けに来て起点になろうとするもその後があまり見えて来なかった。裏へ抜ける動きもフリとしてやることも必要かもしれないが、まだコンディションが100%ではないと思うので多くは望めない。

途中出場

9・三平和司(ハーフタイムIN)
後半のスタートから出場。前半は前方向の動きが少なかった中で、前方向の動きも意識してプレーしていた。また、前半リラが途中から放置したアンカーへのケアも怠らずプレー出来た。ホーム初得点は本人は適当にそこにいたら決められたと言っていたが、そこにいることが重要。甲府に入って2ゴール決めているが、2つとも頭なのは意外。

18・鳥海芳樹(ハーフタイムIN)
1アシスト1ゴール。アシストはラッキーだったが、ゴールの流れは素晴らしい。パスを出してから止まらずにもう1度ランニング出来たことで相手を置いて来れたので抜け出せた。ボールの受け方も上達してきて相手と相手の間で受ける事できるし、背後への飛び出しも出来る。少ない時間ながら起用されるうちに成長出来ている。ジョーカーとなれた。

25・パウロ バイヤ(71分IN)
加入後2試合目の途中出場だが、まだ特徴が出せていない状況。まずはチームの約束事から覚える必要がある。

監督

伊藤彰
ヴェルディ戦に向けてのコメントで『後半でパワーを出せる選手をベンチに置きたい』と話しており、その通り後半スタートから投入した選手が2点取り、采配的中させた。これでホームでは3連勝だが、次節もホームなので勝利を期待したい。

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