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[健康]町工場のメンタルヘルスケアと釣り
数年前、健康診断結果がNG過ぎて、協会けんぽの保健指導を受けた。当時、毎日のようにコーラ、アイスクリーム、ポテトチップスを飲み食いしていたため、糖尿病予備軍に昇格寸前であった。当時、身長168cm/体重81kg。
当然ながら、コーラやアイスクリームをなるべく食べないよう指導されたが、同時に勧められたことがある。
それは「魚釣り」だ。
保健指導員の方に、何かストレス解消の趣味はあるか?と聞かれた際に、息子(小4)と釣りによく行く話をしたのだが、どうやら「魚釣り」はストレス解消に非常に良いというデータがあるようだった。
その保健指導員の方は「魚釣りはしたことがない」とのことだった。釣りをしたことない方に、釣りを勧められるってことは、説得力のあるエビデンスがあるに違いない、と考えた私は、週末は欠かさずに息子と釣りに行くようにした。
肥満の要因の1つがコレチゾールというストレスホルモンの分泌量にあることが「世界最新の太らないカラダ ジェイソン・ファン博士著」に記載されている。この本では、ストレス解消の手段としてマインドフルネスやヨガで瞑想したり、趣味に集中できる時間を持つことが推奨されている。
ある日、30㎝オーバーのアジが針にかかったとき、
①竿から伝わってくるビクビクする振動が、人の狩猟本能を刺激するものがあり、日常のストレスを解放してくれるのではないか?
②釣れない日もあるが、釣りに行くことで、海の香りや温かさを肌で感じ、大自然との調和、あるいは自然との一体感が、ストレス社会を生きる我々の癒しのスイッチを押してくれるのでは?
③何よりも「魚の命を頂く行為」がメンタルヘルス的にプラスに働くのでは?(これが私が感じてる最も大きな要因)
という、3つの仮説をたてた。さっそく、データドリブン経営というか、妄想ドリブン経営。
以来、数か月に一度の割合で、社員研修の一環として、社員全員でイカダ船に乗り、みんなでいっしょに釣りに行くことにしている。これは社員からのアイデアであり、最高過ぎるストレス解消方法である。
私がすることは、また釣りに行こうよー、と言うだけだが、基本的に、全員、サビキ釣りをやる。たまに大モノのヒラメなどが釣れるから、やめられない。
わたしが釣りを一生懸命し過ぎて、社員交流になっているかどうかは不明だが、社員の間でもこの試みの評判は良く、ストレス解消しまくりである。この研修には、可能なら家族もなるべく来てもらうようにしている。
魚釣りでメンタルヘルスケア。めっちゃおすすめである。
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