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ワイナリーステイ カーヴドッチ トラヴィーニュ&ヴィネスパ【レストラン編】

レストラン トラヴィーニュ

トラヴィーニュの離れにある、レストランでフレンチディナー。スタッフの誘導で、地下室へ。地下にあるセラーでアペリティフのシードルからスタート。

レストラン トラヴィーニュ
地下のセラーに保管されているワイン

コースのディナーに6種のペアリングをセレクト。1杯目はブラン・ド・ブランのスパークリングとコンソメスープ

ブラン・ド・ブラン
コンソメスープ

2杯目は柑橘系でフルーティなアロマのアルバリーニョとカニのサラダ。海の幸が寄り添うペアリング。

アルバリーニョ
セロリラヴとカニのサラダ

3杯目。軽やかなツヴァイゲルトレーベと石だこに甘い金柑がアクセントになるペアリング。シーフード=白ワインのイメージを覆される味わい。

ツヴァイゲルトレーベ
石だこの赤ワイン煮と金柑のコンポート

次に出てくる4杯目のワインはCSの赤。順番からすると、牡蠣のタルタルソースに合わせることに‥。テーブルに運ばれてきた時、思わずソムリエに「牡蠣にカヴェルネですか?」と尋ねてしまった。牡蠣は白ワインでも、シャブリでさえも臭みが際立ったりペアリングが難しい食材の1つだが、ミディアムで滑らかなCSに見事にマッチングする牡蠣タルタルと椎茸フライ。3つの食材がバランスよく合わさって、とても美味しい。意外にもこの日のベストペアリングだった。

カヴェルネソーヴィニヨン
弥彦しいたけのフライ 佐渡産牡蠣のタルタルソース

そして5杯目。鮟鱇にはピノノーワル。単純に肉=赤、魚=白ではなく、食材の調理方法でペアリングのバリエーションは広がる。同じ赤でも日本ワインのライトなボディが為せるペアリングだとあらためて実感したコース料理だった。

淡い色合いのピノ・ノワール
マールに漬けた鮟鱇のロースト ソースフロマージュ

そして最後のペアリングは、サブルと鹿肉。サブルとは砂の意味。砂質土壌
でできたメルロー、カベルネ・ソーヴィニョン、プチベルドのアッサンブラージュ。いよいよ定番のフルボディと肉のペアリングかと思いきや、サブルはとても軽く、優しく、柔らかい。鹿肉の柔らかさと穏やかにマッチする。これはフレンチではなく、まさに和食同士のペアリング。新潟の砂浜のワインコーストでしか作れないワインと感じた。以前にアナグマのサンジョベーゼも飲んだことがあるが、カーヴドッチの赤はいずれも最高に美味しい。
この日の赤4本もとても美味しかった。

サブル
カヴェルネソーヴィニヨンの枝葉で燻したジビエのロースト
西蒲原産 コシヒカリのリゾット
シャルドネのムースリーヌ ごとらってアイスクリーム

畑の中にあるレストランで、葡萄の木を眺めながらの夕食は最高に贅沢なひと時だった。

夜の葡萄畑
朝食も同じレストラン
朝食の食材の産地が描かれたメニュー
ガーデンサラダ
自家製天然酵母のパン・葡萄畑の蜂蜜・ニュージャージ生乳のヨーグルト
スクランブルエッグ
レストランに飾られている動物シリーズ

次回、後編では、ヴィネスパや敷地内の施設のご紹介をします。


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