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フリースクールでこんな研修をしてみました!

みなさん、こんにちは!

キーデザイン代表の土橋です。

「キーデザインって普段なにやってるの?」
「LINE相談って相談に乗るだけ?」
「フリースクールって実際子ども達は成長していくの?」

そんな疑問をお持ちの方々に少しでも活動のことを知ってもらえればと思い、noteに書きます。

今回はフリースクールミズタマリにて
行われたスタッフ研修について。

3月30、31日、4月3、4日の計4日間の実施でした。

代表の私含め5名のスタッフとともに
講師を2名お呼びし、充実した時間を過ごせました。
ぜひご覧ください!

1.switch(ゲーム)を学んでみました

まずはゲーム研修からスタートです。
スタッフの中には普段からゲームをする人もいれば、全くそうではない人もいます。

例えばフリースクールで子どもが
「ねえ、全然コントローラーつながらないんだけど!(怒)」
「みんなと一緒にゲームやりたいけど、このゲームやり方わかんない…(泣)」そんなことがあったときにはできればスタッフがサポートをできると良いです。

もちろんその都度、サポートに入るかどうかは判断しますが、その背景にゲームの知識があるかどうかで大きくサポートの質は異なります。

ジョイコン研修

まずはジョイコンとホーム画面の説明に始まり、テレビとのつなげ方を学び、最後にオーバークックという協力ゲーム。このゲームがまた難しい。スタッフ同士で声を掛け合いながら、大人がガチでゲームに取り組みました。

本気でオーバークック

結果「ゲームをやるのって、かなり集中力使いますね」と。
実はそうなんですよね、子ども達があれだけの時間ゲームをやっているのは実はすごい。そしてそのゲームの中でも、子ども達同士での察し合い、気遣い合いがあるんです。

ゲームも100個あれば、100通りの遊び方や難しさ、そしてそこから学べることがあります。ご飯(食)の美味しさを知るためには、まずは箸の持ち方から。今回は超特急で進めましたが(笑)、これで私たちも子ども達の世界にまた一歩近づくことができました!

2.オンラインの居場所について学びました

今回講師としてお呼びしたのは、オンライン居場所を運営する「ハロハロラボ」代表の小川さん。

ハロハロラボさんは、なんらかの事情があり、学校に行かない、学校が苦手な子向けに、オンラインで居場所を運営する団体です。

「オンラインの居場所…え、どうやるの??」
「何人もの子ども達と、どうやってオンラインで関わるの??」

私たちも直接お話を伺うまでは「?」がいっぱいでした。
でも終わったあとには、とってもスッキリ。

遠足をしたり、おやつ作りをしたり、文化祭をしたり、ご飯会をしたり、発表会をしたり。それを全てオンラインでやっていらっしゃいました。

「参加する子どものために」と気持ちを強く持ち、その子が求める形を叶えていこうという柔軟性、覚悟、アイデア力、行動力、それらを兼ね備えたみなさんだからこそできる場だとも思いました。

本当に素晴らし取組みでした。
お話を伺ったあと、スタッフでも振り返り。

「SNSについて、大人より子ども達のほうが慣れているし、スムーズにできるだろうなと。大人が考え方を変えていくことが必要。こうして経験した子ども達が、自分たちでこういう居場所をつくるようになっていくのだろうなと思った。」

「特に遠足、クッキングなどは、基本のやることを決めているけど、自由度高くしていたことが印象的。現場だともっと手をかけてしまうけど、自由度も大事。うちでもいろいろと活用ができそう。」

「ただただすごい居場所があるのだと感動した。普段自分が好きなことが表現できなかったり、人と繋がりがなかったりするなかでオンラインのこの場は貴重。」

「オンラインかくれんぼなど、子ども達の発想力で、私たちの想像しえない使い方があるのだろうと思うとワクワクした。やり方やルールなどをあまり固めずにいることで、子ども達は自ら創造してやっていくのだろうなと思った。」

私たちのフリースクールの中でも、ハロハロラボさんの活動の要素を取り入れられないかと話し合いもしました。
もちろん細かな部分や考え方などは取り入れられることはありましたが、「うちでもオンラインの居場所を運営するか」というテーマについては「ハロハロラボさんに任せるのが一番安心できるし、子ども達の学びにつながる」という結論に至りました。

今後の活動の中で対面でつながることが難しいことがあれば、ハロハロラボさんにおつなぎしていこうと思います!
小川さん、貴重な時間をありがとうございました!

右端の素敵な笑顔が小川さん

3.カラーメンタリングで子ども達の個性と関わり方の勉強

2人目の講師は、カラーメンタリングを活用し悩める人の相談に乗る野澤みほさん。

実は以前にも研修をお願いしたことがあり、今回は2回目です。

まずはスタッフ全員、いくつかの質問に答えその結果で、スタッフ自身の個性を把握。

出てきた結果を野澤さんに解説してもらうと
「わかるわかる!」
「うわ、たしかに自分そんなところありますね…」
という全員の感嘆の声。

自分の個性を客観的に見た上で
次は色によって異なる個性を学びます。

○色は、ルールを大事にするタイプ。でも○色と比べると▢▢だから・・・。
○色は、周りからみると「行動力あるね!」と言われるタイプ。でも実はその背景には▢▢という気持ちがあって・・・。

面白い!!
人の個性・特性が、理論的に説明され、納得感を得られる充実した時間でした。スタッフ同士でも話し合いをし、子ども達にもあてはめてみて「この子にはこういう関わり方が良さそう」「この子には○○さんが関わったほうがよいかもね」そんな話をしました。

ホワイドボードの前に立つのが野澤さん

終わってからはスタッフ間でも振り返り。

「「表現の仕方の違い」気持ち(怒り・悲しい・つらい)の出し方が黙り込む、机を叩く、叫ぶ、その背景を感じるようにしたい」

「自分と真逆と思うカラーにも、チャレンジして、その子供の気持ちを感じてみたい。」

「それぞれの個性・感じ方ではなく、強みを活かして生きやすくなるツールとして使っていけると感じた。」

「どんな集団でも(似たカラーで集まるはあるけど)様々な人がいる。相手を知り、自分も知ることが出来た、より相手を知ることができると思えた。」

明日から使える言葉や姿勢も学ぶことができ、今後の子ども達との関わりにどんどん活用していくことができそうです!
充実した時間をありがとうございました!

4.「キーデザインな何のためにあるか」を学ぶ

最後に、代表の私からスタッフのみんなへ、キーデザインについてのレクチャーの時間を作らせてもらいました。

スタッフの中には複数事業をかけ持つ人もいますが、基本はそれぞれの現場にいることが多く、キーデザイン全事業を知っているのは私だけ。
普段の活動の中でもじっくり時間をとって「キーデザインは何を目指すか」を伝える機会はなかなか作れません。

今回の研修の時間をつくって、じっくり伝えさせてもらいました。

▼キーデザインのビジョン、ミッション
▼全事業の内容や目的、現状
▼現在抱えている課題、どう解決していくか
▼準備中の新事業について
▼何を大切にして取り組んでいくか

そんなことを主に伝えさせてもらいました。
私たちは学び続けなければなりません。
私たちは成長し続けなければなりません。

子ども達が安心して過ごせる社会をつくっていくためには、子どもではなく私たち大人が変わっていくことが必要です。
苦しいとSOSを出してくれた子ども達と一緒に過ごす私たちだからこそ、気付けることがたくさんあります。星の数ほどあります。

それをスタッフ間で共有・相談し合いながら
一緒に考え改善していくこと。

何より目の前の子どものために
「この子が笑顔になるために私に何ができるか」
を問い続けること。

私たちも一人にならないこと。
団体内でも連携する。
団体外とも連携する。
私たちも学び、成長する。

目の前のこの子のために。
一緒にがんばっていきましょう!

今回の研修では他にも
①緊急事態、災害時などにどう対応するか
②現在利用する建物の環境整備
③子ども達一人ひとりと、私たちはどう関わっていくか。全員について話し合い。
といったことも実施しました。

とても濃密な4日間だったと思います。
スタッフのみんなへ、真剣に取り組んでくれてありがとう!

5.最後に

こんな私たちの活動に共感・応援したいという方はいらっしゃいませんか?

▼フリースクールの現場視察
▼他団体への子どもとの関わり方などについての研修実施
▼寄附や物品寄贈などのご支援
▼フリースクールボランティア

こうした形で活動に関わることができます。
ぜひ一緒に、子ども達のために、この課題に取り組んでいただけると嬉しいです!

詳細は下記です。

▼フリースクールの現場視察
下記ページの下のほうに視察申込みフォームがあります。

▼他団体への子どもとの関わり方などについての研修実施

▼寄附のご支援(月500円~のマンスリーサポーターを募集中です!)
下記ページから詳細をご覧いただけます。

▼フリースクールボランティア


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