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【連載小説】私、悪役令嬢でしたの? 侯爵令嬢、冒険者になる ~何故か婚約破棄されてしまった令嬢は冒険者への道を選んだようです、目指すは世界最強!魔王討伐! スキルは回復と支援しかないけれど……~
50. 令嬢、メンバー募集する ① ギルドに戻ったエマはカウンターの向こうで微笑むアンナに声を掛けた。 「アンナさん、実は相談に乗って欲しい事があるのですけれど、宜しくて? 」 「なんでしょう? エマさん」 「実は────」 アンナの快諾の声にエマはここまでの経緯を話して聞かせ、自分達ノブレス・オブリージュに不足している遠隔攻撃が出来るメンバーの追加を希望している事を一気に伝えたのであった。 「遠隔攻撃ですか…… 魔法使いとかですよね? あまり聞いた事が無いで
【連載小説】私、悪役令嬢でしたの? 侯爵令嬢、冒険者になる ~何故か婚約破棄されてしまった令嬢は冒険者への道を選んだようです、目指すは世界最強!魔王討伐! スキルは回復と支援しかないけれど……~
37. 令嬢、破産する ④ 騒ぎを聞きつけたマチルダが気を利かせてくれた緑茶を飲みながら、エマと後半はストラスからも一部始終を聞いた三人は深い溜息を吐くのであった。 デビットがエマの顔を見つめながら確認する様に聞いた。 「エマ様、ではその農奴たちをお許しになるだけでなく召し抱えてしまったのですね? 」 「いいえ、召し抱えるとは言っていませんわ、冒険者になる手助けを約束したのですわ、それと教育と訓練と役割分担の為の適正確認、あと生活の保障でしょうか? 」 「それを