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#創作
【連載小説】私、悪役令嬢でしたの? 侯爵令嬢、冒険者になる ~何故か婚約破棄されてしまった令嬢は冒険者への道を選んだようです、目指すは世界最強!魔王討伐! スキルは回復と支援しかないけれど……~
109. 令嬢、魔王討伐 ⑥ 数百までバルーンボムを生じていたエマはそれらを消して、パーティーメンバーたちに問い掛けたのである。 「あら? 若しかして…… 勝ってしまいましたのかしら? ねえ、皆、私達、魔王ザトゥヴィロを倒してしまったのでは無くって? 」 イーサンが緑の光を収めながら言う。 「ええ、何やらそのようですね…… ふむ、本気を出せなかったのは不本意ですが…… まあ、人類が救われたのなら良かったのでしょうか? 」 マリアはつまらなそうに言う。 「なん
【連載小説】私、悪役令嬢でしたの? 侯爵令嬢、冒険者になる ~何故か婚約破棄されてしまった令嬢は冒険者への道を選んだようです、目指すは世界最強!魔王討伐! スキルは回復と支援しかないけれど……~
101. 剛腕、しばかれる ④ 変え馬を三頭乗り潰して、二か月ぶりにルンザに帰ったストラスは、道案内を強要されて辿り着いた冒険者ギルドの扉を開いたのである。 「す、ストラスさん? 」 「お、お帰りなさい! どうしたんですか? 」 驚いた顔でストラスに声を掛けたのは、依頼の達成報告をしている最中のレッドとホワイトの二人であった。 「お、おう、た、ただいま…… なあ、お前等、エマ達は────」 「がははは! エマは、儂のアメリアは何処だぁぁ! ここにいるのは分かっ