見出し画像

大学一年夏、日本一周旅行をしてきた(準備〜東日本)

この旅行について

はじめに

明日までのレポートが残っておりまだ夏休みが始まっていないかにです。家に泊めていただいた方々、ありがとうございました。

概要

目的:沖縄除く46都道府県をなる早で巡る
総移動距離:6000キロ以上
交通手段:鉄道・車・船・バス・徒歩
日程:8/6〜8/18の12泊13日
予算:10万円

使用した交通

JR:中央東線、京葉線、武蔵野線、京浜東北線、高崎線、両毛線、水戸線、常磐線、仙石線、仙山線、東北新幹線、奥羽本線、函館本線、信越本線、北陸新幹線、北陸本線、湖西線、東海道本線、山陽新幹線、山陽本線、伯備線、山陰本線、鹿児島本線、長崎本線、九州新幹線、日豊本線、予讃線、内子線、土讃線、高徳線、草津線、中央西線、篠ノ井線、身延線、南武線

私鉄その他:小田急線、仙台市営地下鉄、札幌市営地下鉄、えちごトキメキ鉄道、京都市営地下鉄、島原鉄道、高松琴平電鉄、南海電鉄、近畿日本鉄道、京阪電車

バスなど:青森交通タクシー、新潟交通バス、北鉄バス、京都市営バス、友人車、西鉄バス、伊予鉄バス、ことでんバス

船:青函フェリー、新日本海フェリー、有明フェリー、オレンジフェリー、南海フェリー

簡単な行程

1日目:東京→仙台
2日目:仙台→青森(→函館)
3日目:函館→札幌
4日目:札幌→小樽(→新潟)
5日目:新潟
6日目:新潟→京都
7日目:京都→出雲
8日目:出雲→鳥栖
9日目:鳥栖→宮崎
10日目:宮崎→高松
11日目:高松→京都
12日目:京都→松本
13日目:松本→東京

発端〜準備

6月、大学の出席を取らない授業をサボって家で暇してる時にふと「日本一周ってどのくらい手間と金がかかるのか」と疑問に思い、遊び半分で行程を立ててみた。すると意外と大学一年生の身分でもなんとかなりそうなことが分かり、大学の夏休みは2ヶ月あってある程度暇もあることからちょっとやってみようと言う気になった。

その時立てた行程は適当だったので12万くらいの費用が必要なもので日程も2週間超のものであったが、1か月間ゆったりと行程を練ってなんとか2週間以内でかつ10万程度でいける日本一周行程案を完成させた。(教習所なんかは特に暇が多かったので基本的にそのことを考えて過ごした)最終盤が完成したのは旅行の1週間前くらいだった。

予算が出た後は徹底的に貯金した。バイト代にはなるべく手をつけず、2か月間昼飯を抜いたり味噌汁ご飯(140円)で済ませたりをして親から支給される食費の横領を続けた。家庭教師だけの収入では10万に届かなかったので何回か日雇いバイトにも行った。12時間拘束で11時間くらいは立ちっぱのワクチンバイトが一番きつかった。チラシ配りは楽だった。

毎回レジのおばさんに変な顔をされた

なお念のため8/3に3回目のワクチンを打った。意外と期末や教習所で予定が詰まっていたので、副反応対応を含めた2〜3日の連続した休みを作るのが大変だった。

以下旅行記

1日目 東京→仙台

早朝の武蔵野線

仙台に早めに着きたかったので家を始発で出て6時前には東京駅着。ホントはさっさと北に向かいたかったのだが、46都道府県達成というノルマのために初日は関東県を巡る。関東を巡るのは自然と初日か最終日の2択となるが、ぶっちゃけ関東は大体行ったことあるので最終日に関東を持ってきたら精神崩壊してしまうだろうと読んで、元気なうちに巡ってしまうことにした。 

ちなみに全都道府県で自撮りもしてくるというノルマも課していたのだが、千葉は電車で通過するだけなので自撮りしづらかった。結局舞浜駅でこそこそと自撮り、かなりどうしようもない。

千葉は30分くらいで脱出し埼玉へ。大宮でおにぎりを買って朝食とした。それを食べたいのとトイレに行きたいのがあって開始早々グリーン車に課金してしまった。最終日にこれを書いているが初日の自分を恨む。まあでもグリーン車に乗ったのは10年ぶりとかだったので良しとしよう。1年で50円ずつこの日のグリーン料金をローンしていたと考えればいい。

このおにぎりは美味しかったが食べにくかった。

グリーン料金は50kmまででケチったので、高崎まで行くのに深谷でグリーンを降りて普通車に移った。高崎では30分くらい駅前を徘徊した。しょっちゅう来てはいるが改札の外に出たのはほぼ初めてだったのでまあいい経験。両毛線は数えきれないほど乗ってるので爆睡。一応今回の旅行では乗ったことない区間とかはなるべく起きていることに努めようとした。小山は何もなくて暇だったのでドンキを徘徊した。水戸線も両毛線と同じく爆睡。

水戸では適当にラーメンを食べた。ラーメン屋に並んでいた地元のヤンチャそうな人らがカミナリとかU字工事とかと同じ喋り方をしていておーっとなった。
常磐線は本当に長くて暇だった。スマホの充電がなぜか水戸くらいで瀕死だったので本当にやることがなく、いわきで変なメモ帳買って適当に絵とかを描きながらやり過ごした。常磐線が東北本線と合流したあたりで一度急停車安全確認をした。長い旅行に行っていると必ず1回は遭遇するイベントである。

仙台には20時前に到着。I氏と合流して仙台を案内してもらった。丁度七夕まつりがやっていてとてもよい景色だった。なお夕飯はバーミヤン。グリーンとか乗ってないで牛タンを食べればよかったか。

宿はI氏宅。

2日目 仙台→青森(→函館)

松島

8時くらいに起きてI氏と松島観光へ向かった。朝飯はコンビニだったと記憶している。2時間たっぷり松島観光をした。結構な距離を歩いたと思う。島にも渡航した。島の中で虫の音にたまげて、持っていたペットボトルを崖下に落としそうになった(落とさなかった)。今考えると多分それは虫ではなくマスクに風が吹き抜けた音だった説がある。

どんぐり松っちゃんというブイアートらしい

松島観光を終えたのち仙台でI氏と別れ、山形県ログインのために仙山線に乗った。腹が減っていたので山形では郷土料理もくそもない油そばをたらふく食べて仙台に帰った。
本来の予定では仙台から盛岡まで新幹線に乗る予定だったのだがお盆前だからか仙台のみどりの窓口が地獄の混雑で、乗る予定の新幹線は行ってしまった。船の時間には間に合わせなければいけないので、結局新青森まで新幹線に乗らざるを得なくなってしまった。今回の旅行最大の痛手はこれだろう。なお仙台みどりの窓口では1時間並んだ。意味不明。

新幹線は流石に速いので20時くらいに青森に着いた。運がいいことに丁度ねぶた祭りをやっていて、ねぶたは見れなかったが結構大きな規模の花火大会を拝めた。大勢の観客がいる花火大会は3年ぶりとかだったので昔の日本が帰ってきたような懐かしい感じがしてよかった。新幹線に余計に払った金はここに使ったと考えればまあギリ納得。 

いい写真がないが、花火の感動は写真では伝わらない

花火を見た後は疲れたので近くのスーパー銭湯に入り、休憩所みたいなとこで閉館まで寝た。温泉に入ると旅行してる実感がどばーっと湧いてきた。0時に銭湯は閉館したので外に出て後輩のT氏と合流した。送迎タクシーみたいなやつで青森港に向かい、そこで2時までを待った。フェリーターミナルは混んでいたので玄関の外で時間を潰した。船に乗っている4時間はまあまあ寝たと思う。

コンセント確保のため前に並ぶ

宿は青函フェリー。

3日目 函館→札幌

函館朝ウォーク

函館港に6時到着、函館駅までしばしウォーキング。朝の静かな港湾地区の雰囲気めっちゃ好き。朝飯は函館朝市でカニ飯を食べ、ハセガワなんちゃらとかいうコンビニで有名な焼き鳥弁当を購入した。函館駅は朝8時ごろに出発し鈍行で札幌へのんびり向かう。函館本線の鈍行は乗り継ぎがいいやつがほぼないので、とんでもない数のオタクがたった1両の非冷房ヨンマルに押し込まれていた。結局そのオタクたちはほぼみんな札幌まで同じだったし、なんなら青函フェリーからずっと同じ顔がちらほらいた。
途中森くらいから先輩のS氏も合流しT氏と3人で札幌へ向かった。長万部では乗り換えに2時間くらい時間が空いていたので少し歩いて長万部温泉に入浴しに行った。さながら鉄研合宿の雰囲気。温泉はとても熱かったので入れなかった。

新幹線が来る街、長万部

列車の中に虫が入ってきたのだが、我々一行は全員虫が苦手であったのでとても苦労することになった。近いうちに廃止される函館本線の山線は本当にオタクしか乗っていなかった。だが廃止するかどうか揉めていた余市から小樽は学生などそれなりに乗客がいて、ここ廃止しちゃうのか〜と残念に思った。
のこのこ7時間列車にゆられ札幌に17時過ぎに到着。なお札幌小樽間は車窓が真っ白になるくらいの凄まじい雨が降っていて、我々が通過した30分後くらいに運休になってしまった。危機一髪。札幌では先輩のH氏と合流し鉄研の4名で寿司を食べた。寿司はS氏に奢っていただきました、ありがとうございます。
そのあと20時くらいにK氏宅にお邪魔し、そちらでアニメやら水曜どうでしょうやらを見せていただいた。

宿はK氏宅。

4日目 札幌→小樽(→新潟)

北大

K氏宅に10時くらいまでいたが、東京から来た別のK氏とT氏に合流して5人となった。そして午前は北大キャンパスを縦断し、スープカレーを食べた。やっとご当地料理を食べれたなーという感じがした。
北大などを見た後は時計台や大通公園の方向に進み、大通公園で少し休憩した。そこではレッド吉田のロケ現場に遭遇し、実際にロケを撮影しているところをかなり間近で見ることができた。側から見ると結構シュール。ちなみに出演者はカニの被り物をしていた。


単機回送に遭遇

14時前にはK氏K氏T氏と別れ、後輩T氏と共に小樽港へ向かった。小樽では小樽築港という駅で降りてそこから小樽港まで再び港湾地区をウォーキングした。

道路はいかにも北海道らしい

小樽港のターミナルビルは門構えみたいな形をしていて梅田に立っている変なビルに似ていた(伝われ)。
新日本海フェリーは17時出港であったが16時にはフェリーの中に入ることができた。筆者はツーリストAというB寝台のようなところが居場所であった。学割を効かせると8千円くらいだったので移動距離と乗船時間を考えれば結構お得ではないかと思う。
なお本来の予定ではこの日は弘前のゲストハウスに泊まる予定だったが、奥羽本線も羽越本線もダウンしていたので新潟まで船でワープすることになったのであった。丁度この日の夜に弘前に大雨特別警報が出ていて大変なことになっていたので再びここも九死に一生を得たこととなった。

伝説のセコマ山ワサビラーメン

夕食はT氏のジンギスカンをつつかせていただきながら山ワサビラーメンを食べた。鼻づまりに悩んでいる人はどんな薬よりもこのラーメンが効くと思う。鼻を一発殴られたような感じがしてこれがクセになる。
出港からしばらくはデッキにいた。どなたかがカモメに餌をやっていたみたいで、10羽くらいのカモメが船をずっと追いかけて飛んできていて、いかにも船出っぽい雰囲気が漂っていた。また船では今旅行初のコインランドリーを使用し、着ている服以外を全て洗濯した。これによって後に続く西日本編に備えることができた。
新日本海フェリーの風呂には露天風呂があって、オレンジに染まった水平線を眺めつつ海風にあたりながら入る露天風呂は最高のひとこと。そしてさらに運の良いことに船首方向にあったラウンジルームががっつり貸切であったのでだいぶ羽を伸ばすことができた。

かなり端の方にあったので乗客は存在すら知らなかったのかもしれない

予定とは違うルートとなり秋田県をパスしてしまったが、結果的には良い経験になった。

宿は新日本海フェリー。

5日目 新潟

この日は6時半に起床し朝焼けの海原を鑑賞、朝風呂も浴びて優勝した。朝ご飯は船のレストランでお粥定食みたいなのを食べた。新潟港には9時ごろ到着し一旦バスで新潟市中心部へ向かった。とりあえず新潟では有名なバスセンターのカレーを食べようということになり最初に万代バスセンターに向かった。さすがに有名なだけあってとても美味しかった。普通のカレーにはないコク深さ?があるような感じ。(筆者はバカ舌なので味を言葉で表現することが苦手である。)

バスセンターのカレー

なおこの日はサステナブルな旅行のために休息日と設定しており、特に移動などはせずに1日新潟に留まりなるべく睡眠を多く取ろうと決めていた。そのために今旅行唯一となったビジネスホテルも予約しておいた。
バスセンターのカレーを食べた後は新潟観光ということで古町や朱鷺メッセのあたりをガッツリウォーキング。さすがに日本海側随一の規模の都市なだけあって大きな街だった。多分5kmくらい?歩いたが、これは今旅行一の長距離ウォーキングだったと思う。クソデカ荷物を背負っていて暑かったのでまあまあ疲れたが、金は節約できたので良きである。
12時ごろに後輩T氏は東京に帰って行き、久しぶりに1人となった。新潟駅に着いた頃には暑さでバテていたのでわざわざ入場券を買って駅の中の待合室で2時間ガッツリ休憩した。この休憩時間の間に新潟から使用することになる手書き乗車券を購入するための準備を色々行った。

旅行前と行程が変わったので手書きでお願いすることとなってしまった。

行程表は旅行前に印刷していたのだが、いろいろ変更を余儀なくされたので待合室で行程表を手書きした。14時ごろにみどりの窓口に伺い、切符は翌日にはできるとのことだった。やはり手書き切符の発行にはかなり時間と手間がかかるみたい。何人かで対応してくれたみたいだった。新潟駅の駅員さんに改めて感謝したい。
切符の申し込みも済んだところで16時にはホテルにチェックイン、90分ほど昼寝をした。ベッドの寝心地はやはり別格。夜にはオンライン家庭教師をいつも通り行った。旅行中でも中断せずにできるのがオンラインバイトのいいところ。4月にバイトを選ぶときはなるべく自分の旅行がバイトに邪魔されないように頑張って選んだ。夕食は新潟あっさり醤油ラーメンだった。ぱっぱと夕食も済ませてしまい21時過ぎには寝たと思う。

古いホテルだったがむしろ味がある

宿はシングルイン新潟。

東日本編はここまでにする。ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?