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アメリカは卒業式の季節

ケビンです。

日本の卒業式は3月ですね。自宅の近くに大学がありますが、卒業式の当日は美しい袴やスーツを着た卒業生が喜ぶ姿が印象的でした。

アメリカはちょうど今、5月が卒業式のシーズンです。アメリカのローカルニュースでは、どこの大学で卒業式が行われたとか、大学スポーツで活躍した選手が卒業したとか、卒業式関連の報道で賑わっています。

大学の卒業式は"Commencement"と呼ばれる

アメリカの大学や大学院での卒業式は一般的に"Graduation"とは呼ばず、 "Commencement(コメンスメント)"と呼びます。高校までは"Graduation"と呼びますが、大学になると変わるのですね。日本語で言うと「学位授与式」に相当する言葉です。

Commencementでは、一生懸命に勉強した学生達の努力と栄誉を称え、それにふさわしい学位を授ける厳粛さと、これからの始まり、新しい旅路を祝う祝福の意味が込められています。

また、Commencementでは、大学の学長とともに、その大学に関連した有名な人が呼ばれてCommencementのスピーチをします。2005年のスタンフォード大学でのスティーブ・ジョブスのスピーチは最も有名なスピーチの一つですね。

成績優秀者は表彰される

また、Commencementでは成績優秀者が表彰されます。成績優秀者はラテン語の称号で呼ばれ、それぞれ最優等(Summa Cum Laude)、二番目に優等(Magna Cum Laude)、三番目に優等(Cum Laude)の順番です。またこの他にも学部や大学によって特別な表彰もされます。

アメリカの大学は卒業することが簡単ではないだけでなく、良い成績を取り続けることがとても難しいので、このような表彰を受けた学生は大変大きな栄誉を受けます。例えば、成績優秀者は履歴書にその称号を書くことができ、就職に有利な可能性もあります。

卒業式は家族や友達に特別に祝福される日

アメリカの卒業式は学生の家族や友達にとっても特別な日です。アメリカには基本的に入学式というものはないので、この時が家族にとって一番のお祝いの日になります。たとえ遠い場所にある大学に通っていたとしても、飛行機に乗って卒業式のお祝いをするという家族は多くいます。それだけアメリカ人の家族にとって卒業をするということは大きな栄誉なのです。

Commencementでは一人一人が名前を呼ばれ、壇に上がって学位記を受け取ります。家族は大きな安心と誇りを感じる瞬間です。

アメリカで卒業するためにはお金がかかる!

最後に、アメリカの大学や大学院で卒業するためには実はお金がかかります。

卒業式で着るガウンやフード、帽子なども自分で購入しなければなりませんし、それ以上に卒業のための手数料 "Graduation Fee" が掛かります。確か僕は大学院の卒業のために手数料だけで$200ドルくらい支払った気がします。

僕の奥さんはこの手数料を払ったということにとても驚いていました。


まとめ

僕は大学をはるか昔に卒業しましたが、大学院はつい数年前に卒業しました。その時は既に家族がいたので家族みんなでお祝いしてくれたことを今でも覚えています。

この時期になると、その時の記憶が懐かしく思い出されます。


皆さんにとって、卒業式の思い出はどのようなものでしたか?


ありがとう。

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