見出し画像

【keuzesとお客様 #02】「スーツが嫌いだった」 - メークアップアーティスト Vanessaさん

keuzesのお客様とのストーリーをお届けするインタビューシリーズ。
今回はメークアップアーティストのVanessaさんです。

Twitter:@hsm_0715
Instagram:@vanessadesu
自著『自尊心削られながら個性を出せって、どんな罰ゲームだよ?』(KADOKAWA)

画像1

スーツってどんなイメージでした?

嫌いでしたね笑 スーツ大っ嫌いでした。
自分の体型がコンプレックスで、パンツスーツもスカートも既製品は全然似合わなくて。

そんな時に、keuzesに関わりのあるAさんからSNS伝いで「ヴァネッサさんの考え方とリンクすると思うんです。」って連絡くださって。

ただ、いかんせんスーツ嫌いだったんで、どうしようかなって悩みました笑

でも頂いたメールの熱量にすごく感じるものがあったのと、「もしかしたら、これを機にスーツを好きになれるかもしれない」と期待もあり作ってみようと踏み切りました。


keuzesとしてもAさんには本当感謝しかないです。

ありがたいことに色んなお話はいただきますが、一緒に何かやろうってなる時はやっぱりその人の熱量に動かされることが多いです。生意気ですけど。

自分の本を出す時も、連絡くださった担当さんに「出すとしたら、エッセイやその類のものなのでしょうか?」って聞いたら、「ヴァネッサさんが書くものを読みたいので、書きたいもので大丈夫です。」って言ってくださって、私の気持ちや意思を大切にしてくださっているように感じました。

今回のAさんからのメールも熱量を凝縮したような文で、私自身に意義を見出してもらえたんだと感じましたし、喜びは大きかったですね。


実際、採寸してみていかがでしたか?

代表の田中さんは、「ここがコンプレックスなんです」と私が言い出すまで体型に言及しませんでしたし、言った後も「そうですか?」とケロッと返してくださったので気楽に進められました。

それもあって気になるポイントとか、インナーを着る時のために残して欲しい腕の余裕なども安心して相談できたので良かったです。


届いて袖通してみた時はどうでした?

姿見の前で小躍りしちゃいました。可愛くて。
これまではスーツが必要な時は姉が使っていた既製品を使っていたんですけど、keuzesのスーツはやっぱりフィット感がありますね。とても着やすいです。

前は自分のものじゃないのと、そもそもスーツを着た自分が嫌いだったので「早く脱ぎたい」って思いながら渋々着てました。
でもkeuzesはオーダーなので、当然フィット感も違いますし、生地も自分で選んだのも相まって「自分だけのもの」って特別な気持ちが芽生えました。

画像2

本当にお似合いです。こだわりポイントとかはありますか?

まずはシンプルで汎用性ある黒のものが欲しいなって思ってました。
ただ、黒は黒でも少しアレンジを加えたかったので、襟を特徴的にしたりボタンを部位で変えたりできたのが良かったです。

既製品にはない、自分にとって可愛いデザインを作れるのがオーダーの良いところですよね。
よく見たらちょっと違う!と発見があるような遊び心あるデザインが好きなので、細かく選べるのは着実に自分のものを作り上げてる感覚があって楽しかったです。


これからスーツをどんな風に着たいですか?

仕事だけというよりは、私服の延長で色んなパターンで着てみたいです。

中に目を引くような色や柄の服を着てみたり、ジャケットだけ他の服に合わせてみたり、セットアップとして使わなくても色々と活かせますよね。汎用性があるデザインにした分、数多の合わせ方があるのでワクワクします。
個人的にタートルネックとあわせるスタイルが好きなので、これからの季節が楽しみです。


これからkeuzesと出会う人に向けて、是非一言いただけると嬉しいです。

メンズとかレディースってカテゴリとはまた違いますし、その分色んな方が着れるんじゃないかなと思います。公式HPには女性の体に合わせたスーツを提供とはありますが、体が女性でも心が女性でもブランドの理念としては"女性"に着ていただくことを定義としていらっしゃるので、例えば男性の体を持つ方がシルエットにメリハリを出したデザインを着こなしていたら、きっと素敵ですよね。
自分好みの自分だけの一着がそれぞれ作れるのはやっぱり特別感がありますし。

もちろん他のところでも作れるのかもしれませんけど、採寸する方がLGBTQの当事者だったり理解あると分かってるなら、一歩踏み出しやすくなる人は少なくないと思います。

代表の田中さんも気さくで話しやすい方ですが必要以上に距離を詰めたり踏み込む方ではないので、色んな相談がしやすくて、ありがたかったです。
気軽に話をしてみて、自分が好きな自分になれるスーツと出会って欲しいですね。

スーツは正装としてだけでなく、色んな組み合わせができるファッションアイテムとして使うことができます。
オーダーだからできる一着を、これから出会うお客様とも作っていきたいと改めて思いました。

Vanessaさん、ありがとうございました!


keuzes オフィシャルサイト https://keuzes.co.jp/
Twitter @keuzes1
Instagram @keuzes_official

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?