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おかえりー

去年の11月に路上で倒れて前歯を4本と口腔の裂傷で入院し、その後リハビリテーションの施設に送られたツレ。12月27日に退院の予定だったのだけど、前日の26日からこんこんと眠り続け、退院の日にも目覚めることができなかったので、リハブから救急車でまた病院へ。検査の結果、リハビリ施設でコロナに感染したことがわかり、治療を受けてようやく年明けの2日、家に戻ってきた。お帰り〜。

最初の入院は4日ほどだったんだけど、病院からの請求書を見ると8万ドル以上の請求!ほとんどはメディケアでカバーされて、二次保険も残りをカバーしてくれる(はず?)なので出費はそれほどでもなかったけど、正気の請求額とは思えない。日本円にすると1,200万くらいだよ?? 4日の入院で。米国の医療費は常軌を逸してる。 ちなみにその後に送られたリハブは一日500ドル(72000円くらい)。ショートステイなんか夢のまた夢(悲)

カバー写真は、その常軌を逸した入院費で提供される病院食。出てきた時は「なにこれ?ドッグフード?」と思わず写真を撮ってしまった。この病院はヒスパニックの住民が多い地域にあるせいか出てくる食事はスパニッシュ風が多かった気がします。ツレは白米が苦手なのでちょっとかわいそうだったな。

高額な入院費がかかる(しつこい?)医療施設から夜に救急車で戻ってきたツレ。救急隊員が、病院から搬送しようとするとツレが抵抗したらしく連れ出すのが大変だったと話してた。翌朝、着替えの時によく見ると両手首には擦過傷があった。反抗するツレを押さえつけ、手が使えないように縛られたのかもしれない。病院でも最初はベッドにくくりつけられてた。プルアップを替えるときにお尻にも結構大きな褥瘡ができていたことに気づいた。痛そうで涙が出た。

コロナ感染で4日間も眠り続けている間、尿の方はコンドーム型収尿器でなんとかなってたけど失便の方は汚れた尿漏れシーツをかえるしかないんだけど、褥瘡ができてたってことは金額に見合うケアはされてなかったってことでしょう。しかし、思わず笑いが出てしまうくらいの高額な医療費って、病院に来てほしくないっていう意思表示なのかも。で、それを是正しようともしない政府も年寄りや病人なんか知ったこっちゃないってことが表れていると受け取っちゃいます。って、思わず愚痴っちゃったけど。

家に戻ってきたツレは病院や施設にいたときよりもうんと元気で、ご飯も普通に食べられる。もちろん一緒にいて忘れてるようならリマインドしてあげないといけないんだけど、それでも毎食完食してくれる。相変わらず私の後ろについてきて、テーブルを拭いたり掃除機をかけたり(もちろん完璧にはできないけど)と、私をヘルプしてくれる。サングラスをかけて「ほらみて」って感じで笑わせてくれたりする。昔みたいにいろいろできないことも多くなったけど、小さな幸せで満足できる、ツレと一緒にいる毎日が嬉しいと、再認識した入院騒ぎでした。


とりあえず目につくものを装着して見せにくるツレ


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