(ネタバレ有)『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』を観た!
2022年6月3日に公開された『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』を観てきました!
今回はククルス・ドアンの島の感想を、ネタバレ有でご紹介。
という方に向けた記事となっております。
なおネタバレ有で書いていきますので、ネタバレしたくない方は回避をお願いします!
▼『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』の感想
今作の映画は、1stの第15話『ククルス・ドアンの島』をベースにしたお話。
オリジンとも異なる時空のお話で、この地点でスレッガーさんもいます。
YouTubeに公開されている本作のPVを挟んで、ネタバレ有で感想をご紹介します!
ククルス・ドアンの島、良かった!
令和に機動戦士ガンダムのお話が見られて、ファンとしては感無量。
メインのストーリーはシンプルに、それでいて1stキャラクターは存分に出るファンサービスも良き。
キャラクターパートとMSのパートの比率や、動き出すと見ごたえのあるMS戦も良く、非常に優等生なロボットアニメの映画でした。
ククルス・ドアンの島、概ね満足。ガンダム好きなら観て損のない作品ですよ!
1.いい意味で余分なものをそぎ落とした、シンプルなストーリー
ククルス・ドアンの島で良かったのは、シンプルなストーリーですね!
観賞前は「1話完結の20分ちょいのエピソード、どう膨らませるの?色々な話モリモリにするのか!?」なんて思っていました。
実際観ると確かに盛られてはいるのですが、程よい盛り具合。
サザンクロス隊とは?
ドアンとサザンクロス隊の因縁
島の子どもたちの背景
この辺の話をあえて掘り下げないことで、アムロとドアンの話や、だいたいがアムロ目線にまとめられてスッキリ観れたのは非常に良かったです。
こういっちゃなんですが、ドアンがアムロに対して説教するなどがなかく、日常アニメに近いような感じで島での生活が淡々と進むのが個人的には好きでしたね。
サザンクロス隊も掘り下げれば深みは出るでしょうが、あえてしないことでお話がギュッと引き締まった気がします。
個人的には物語って、なんでもかんでも説明があって脱線しながらも伏線回収をする必要はないと思いますのでね。
その方がキャラクター(今作ならアムロ)に感情移入できますし!
2.久しぶりの子どもアムロ/やる時はマジで殺るアムロ
スパロボをはじめ色んな作品でアムロに接しますが、それはどれも大人のアムロ。
島の子どもと上手に話せなかったり、10代半ばにありがちなもじもじ感のあるアムロは新鮮でした!
最初は島の子どもたちとうまく話せなかったものの、配水管修理を経てみんなに認められるアムロもいいですね。
そしてガンダムに乗れば強いアムロがいい。というか乗ったらガンガン敵を倒すのがいいですよ!
ためらいもなくコクピットにビームサーベルを突き付けスイッチオン
躊躇はするもののサザンクロス隊の兵士1人をプチっと
終盤、二刀流ビームサーベルでクレーターを下るガンダムの怖さ
この辺りは痺れましたね!
3.BGMの使い方
他にも随所に流れた1stのBGMは、原典のOPアレンジが流れるのもよきでした!
シン・ウルトラマンと同じく、耳馴染みのある曲を聞くとグッと1st感が蘇るのも良きです。
4.ラストのアムロのセリフ
最後、ザクを投げ捨てる前のアムロのセリフ。あれで話がしっかり締まりましたよね!
あれは原作のままかな?島でのエピソードだけでなくドアンの生き方(なんだかんだ戦い、戦闘を引き寄せてしまう)に区切りが付けられて良かったと思いますわ。
◇〇〇だったら良かったな~という点
ククルス・ドアンの島は基本的には概ね満足。強いてケチを付けるなら、スレッガーさんやカイさんが、単独でも協力でもいいからザクを倒してほしかったね。
もうちょい見せ場があると、カイさんファンの自分としては満足でした!
今作は富野節のセリフもないので、なんかこう物足りなさも感じたり。
こちらに関してはGレコ2作に期待しましょう!
▼『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』の感想まとめ
機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島は1stファンやガンダムファンならシンプルに楽しめる作品。
オリジナル時空だからこそたくさんのキャラクターが出てくるのはお祭り的楽しみがありますし、いい意味でシンプルなストーリーは非常に見やすくて良き。
凄まじいステップで避けるドアンのザクや、「連邦の白い悪魔だよこれ」と思えるガンダムのすさまじさも観られて満足です!
この方式でガンダムの映画、いっぱい作れるのでは?ぜひカイさんメインのデイアフタートゥモローも映画化してください!と思うガンダムファンなのでした!
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