書きかけばかり溜まっていくので短いので一言
今朝のX(旧ツイ)の、私の寄っていくクラファン向けクイズで、楽譜の最後で曲当てするクイズでマーラー交響曲第4番ト長調が乗っていたので、これにまつわることを短めに。
これはもう40年超えるくらい前のN曲の単発ドラマでした。
「四季 ユートピアノ」
ピアノ調律師の栄子(A子)の生い立ちと音にかかわる記憶を紡ぐドラマです。
生い立ちはかなり悲しい感じなのですがそこはさらっと。いろんな人と出会い別れていきます。
それらがいろいろな音や曲によって紡がれていきます。
冒頭のA子が歌う歌が、マーラー4番の4楽章に詩をつけたもので、このマーラー4番がこのドラマの全編に印象的に流れていきます。
そこは海であったり、雪原であったり、教会であったり、学校であったり。
いろんな出会いに音叉を時に当てながら(音叉ってそういえば見なくなりましたね。ワタシ大学までは音叉で音取ってました)自分のこころのノートに刻んでいく、そんな作品です。(余談ですが、ドラマの最後の方に合唱練習をする高校のシーンがあり、これが私の母校でした。今は建て替えで亡くなった古い古い講堂の姿と古いピアノが映った瞬間母校愛を感じました)
今のドラマのように物凄く盛り上がるところはあまりなく、淡々と進んでいきます。でもこれがいろんな音と共に進むと、とても素敵な日常になるのですね。
ネットなど全くない時代、新聞や図書館、雑誌でこの作品のことを調べ、曲がマーラー4番というのに辿り着きました。それ以来マーラー4番はマーラーがやや苦手な私なのですがとても好きな曲です。
音が人生の1ページになったり人生の変わり目に出てくるって、素敵なことと思います。