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[22. アビスパ福岡戦] 2021年J1リーグの横浜Fマリノスをデータ分析する日記

こんにちは、kesuo-です。こちらの記事では、"2021年J1リーグの横浜Fマリノスをデータ分析する日記" シリーズの記事になります。このシリーズでは得失点のデータにフォーカスしてデータ分析を実施しております。

今回は、アビスパ福岡戦の得失点データを整理し、主に下記の3点を考察しました。

1. リーグ戦12得点を記録したオナイウ選手、今後も得点を量産できるか?
2. エウベル選手が得点の起点になる回数が増加!今後マリノスが得点を量産するためには、〇〇の活躍が必要!?
3. 無失点勝利!高丘選手が出場した試合の失点データが凄すぎる!

アビスパ福岡戦の結果

ニッパツで開催されたアビスパ戦は、2-0でマリノスが勝利しました。

それでは、得点データについて確認していきましょう。

注意点

今回分析で使用したデータセットは私個人が作成したデータセットになっており、公式記録とは異なります。そのため、誤ったデータが含まれている可能性があることや、人によって解釈が異なるデータも含まれていることにご注意ください。データセットの作成方法に関しては、過去の記事で公開しておりますので、ご確認ください。

得失点データ

ーーー1得点目ーーー

得点者

オウンゴール

アシスト者

準アシスト者

ボールカット者

なし(スローインからの得点のため)

ボールロスト者

なし(スローインからの得点のため)

ーーー2得点目ーーー

得点者

アシスト者

準アシスト者

ボールカット者

ボールロスト者

ーーー

得失点データの考察

1. リーグ戦12得点を記録したオナイウ選手、今後も得点を量産できるか?

オナイウ選手は、リーグ戦12得点目を記録。シーズン20得点をぜひ達成してほしいです!

今後、オナイウ選手は得点を量産できるのでしょうか?
今までのオナイウ選手の得点データから、今後の得点について考察してみます。オナイウ選手の得点数の推移を表したグラフを下記に示しました。

スクリーンショット 2021-07-11 17.20.45

上記のグラフから、3試合目から6試合目、15試合目から19試合目、の一定期間において得点を獲得できない期間があります。一方で、7試合目から14試合目の期間では、得点数を一気に伸ばしていることがわかります。つまり、特定の期間で一気に得点を取る傾向があります。オナイウ選手が得点を量産する期間のことを、「オナイウ得点シーズン」と私は勝手に呼ぶことにします。

前節の柏戦と今節の福岡戦で連続得点を記録したオナイウ選手。どうやら今年2回目の「オナイウ得点シーズン」が始まったようです。過去の得点データの傾向から、今後の直近5試合ほどはオナイウ選手が得点を量産する可能性大です。直近5試合で5得点ほど記録できれば、シーズン20得点の実現はかなり近づきます。8月の試合は、オナイウ選手に大いに期待します!

2. エウベル選手が得点の起点になる回数が増加!今後、マリノスが得点を量産するためには、〇〇の活躍が必要!?

エウベル選手は、8アシスト目を記録。(公式のアシスト数とは異なります。)マリノスの右サイドから得点を演出しており、欠かせない選手となっています。下記の表に、マリノスのリーグ戦アシスト数ランキングを載せました。表を見ても、エウベル選手が断トツでアシスト数が多いことがわかります。

スクリーンショット 2021-07-11 16.55.21

「今後マリノスが得点をより量産するために必要なことは何か?」という観点で上記のアシスト数を整理してみます。主に右ウィングで出場するエウベル選手と水沼選手、左ウィングで起用する前田選手と仲川選手の合計アシスト数を計算すると、下記のようになります。

・右ウィング:12回
・左ウィング:5回

上記の数字から、右ウィングに比べ、左ウィングのアシストが倍以上少ないことがわかります。左ウィングで主に起用されていた前田選手は、得点に関与する回数が多い印象がありますが、アシスト数は2回と少ない状況です。

今後、リーグ戦で得点を量産するには、左ウィングのアシスト数を増やすことが必要だと考えられます。左ウィングの現状を変えようと、マリノスも対策を取り始めているようです。そうです、宮市選手の獲得です。

今後、前田選手がオリンピック代表としてチームを離れます。そのため、今後のリーグ戦は、宮市選手、仲川選手、高野選手などの左ウィングの活躍に期待します。

3. 無失点勝利!高丘選手が出場した試合の失点データが凄すぎる!

今節は、無失点での勝利。最近の守備陣の活躍がとても目立ちます。最近は、記事上で得失点データを整理する際、マリノスの失点データを記載する機会が少なく、個人的にとても嬉しい気持ちで記事を作成できています。

守備陣を代表して、今回は高丘選手に注目してデータを整理してみます。
高丘選手が出場したリーグ戦の試合数と失点数を下記にまとめます。

 高丘選手のリーグ戦の出場数:15試合
 ■内訳
 ・無失点試合数:9試合
 ・1失点の試合数:5試合
 ・複数失点の試合:1試合

高丘選手が出場した試合は、6割の試合(9試合/15試合)が無失点試合です。攻撃的なサッカーをするマリノスにおいて、無失点試合を6割も実現している時点で目から鱗です。また、1失点以下で抑えた試合の割合は、9割以上(14試合/15試合)と驚異的な数字です。複数失点をしたのは、鹿島戦のみ。

優勝した2019年のリーグ戦において、同様に失点数のデータを整理してみました。結果は下記の通りです。

 2019年リーグ戦試合数:34試合
 ■内訳
 ・無失点試合数:12試合
 ・1失点の試合数:13試合
 ・複数失点の試合:9試合

2019年の無失点試合の割合は3.5割、1失点以下の割合は7.4割です。失点数の観点から、高丘選手が出場した今シーズンのリーグ戦は、優勝した2019シーズンよりも守備が安定した成績を残せていることがわかりました。今後も高丘選手を始め、マリノスの守備陣の活躍に期待しています!

おわりに

今回は、アビスパ福岡戦の得失点データをまとめ、下記の3点について考察をしました。

1. リーグ戦12得点を記録したオナイウ選手、今後も得点を量産できるか?
→ 直近の5試合ほどの「オナイウ得点シーズン」で得点量産が期待できそう!

2.
エウベル選手が得点の起点になる回数が増加!今後マリノスが得点を量産するためには、〇〇の活躍が必要!?
→左ウィングの活躍が必要!宮市選手、仲川選手、高野選手らの活躍に期待!

3. 無失点勝利!高丘選手が出場した試合の失点データが凄すぎる!
→高丘選手が出場したリーグ戦は、9割以上が1失点以下の試合!
失点数の観点では、2019年シーズンよりも好成績!

記事を読んでいただき、ありがとうございました。わかりづらい点や感想などございましたら、ご指摘をお待ちしております!


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