[34. ガンバ大阪戦] 2021年J1リーグの横浜Fマリノスをデータ分析する日記
ガンバ大阪に敗戦し、今シーズンの優勝を逃してしまったマリノス。川崎フロンターレとの勝ち点差1まで迫っていた時期もあり、直近の試合での失速が非常に悔やまれます。とはいえ、チームとしては着実に成長していると思っています。
今回は、得失点データに絞らずに、ざっくりと下記の観点でデータを確認します。
1. 今節で34試合が終了、以前よりもチームとして成長できているのか?
2. 監督交代の影響はどうなの?
1. 今節で34試合が終了、以前よりもチームとして成長できているのか?
ガンバ大阪戦終了時点で、34試合が終了。通常は、J1の試合数は34試合ですが、今シーズンは通常より2チーム多いため合計38試合あります。そのため、リーグ戦はまだ終わっていませんが、きりが良いので2020年度・2019年度のデータと比較し、マリノスが成長度合いを確認してみます。
大前提として、個人的には「他のチームと比べてどのくらい強くなったか」よりも、「マリノスが過去のマリノスよりもどれだけ成長したか」にフォーカスして成長度合いを確認するべきと思っています。以上を踏まえた上で、マリノスの2020年度・2019年度の成績データを持ってきて、成績を比較してみました。
まずは、2021年と2020年のデータを比較すると、2021年は2020年よりも圧倒的に結果が改善したことがわかります。まず、勝点は約1.5倍に上昇しています。次に、失点数が約半減。しかも昨年度同様の得点数を保ちつつです。多くの方は「2020年はACLやコロナによる過密日程の影響して成績が特段悪かっただけでは?」という意見を持つ方もいらっしゃるでしょう。
そこで、2021年と2019年のデータも比較してみましょう。2021年は2019年よりも勝点上回り、得点数・失点数の成績も上回っています。2019年はマリノス がリーグ制覇した年です。
以上を踏まえると、「現時点で優勝は逃してしまったが、今シーズンはチームとしての質がさらに高まった」と捉えて良いと思います。
2. 監督交代による影響は?
今シーズンは、アンジェ・ポステコグルー監督、松永監督、マスカット監督の3人がマリノスの指揮を取りました。少なくともチームの成績に影響はあったと思い、各監督ごとの戦績を簡単にまとめました。
アンジェ: 10勝4分2負
松永: 4勝0分0負
マスカット: 8勝2分4負
まず、松永さんが指揮をとった試合は全勝です。素晴らしい結果ですが、結果的に4試合しか指揮をとっていないため、以下ではアンジェ監督とマスカット監督の比較を主題とさせていただきます。
アンジェ監督は、16試合で勝点34を獲得。1試合あたり勝点2.125を獲得できた計算です。一方、マスカット監督は、14試合で勝点26を獲得。1試合あたり勝点1.857と、アンジェ監督を下回る結果です。この数値から、マスカット監督に交代してから成績が低下したことは事実です。
とはいえ、そこまで悲観的に捉えすぎなくて良いと思っています。その理由として、アンジェ監督就任当初の2018年の成績を確認しましょう。2018年は、34試合で勝点41であり、1試合あたり勝点1.205です。このデータはマスカット監督の成績を下回っています。また、2018年は2017年の勝点を下回っていることから、監督交代による失速は一時的にはやむ終えないと思われれます。以上の内容から、監督交代を悲観的に捉えすぎなくてもよく、むしろ今後の活躍に期待したいです!
終わりに
今回は、下記の二点についてまとめました。
1. 今節で34試合が終了、以前よりもチームとして成長できているのか?
→チームは着実に成長していると捉えて良い。前年度と比較すると成長が顕著に現れている!
2. 監督交代の影響はどうなの?
→マスカット監督に交代してから、失速したことは事実として存在するが、そこまで悲観的にならなくても良さそう。今後のマスカット監督の活躍に期待したい!
記事を読んでいただき、ありがとうございました。わかりづらい点や感想などございましたら、ご指摘をお待ちしております!
(FC東京戦を片目で見ながら書きました。誤字脱字あるかもです...)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?