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詩)11月17日の事

貴方の絞り出した声に私は何も出来ず
戸惑いを隠す術すらも知らず
唯、乱雑に幾つかの言葉を並べた

不自然に並ぶ言葉
私の動揺がそのまま右往左往して
気持ちも定まらないまま
借りてきた様な浮ついた言葉を送った
唯、貴方に何か言葉を送りたかった
沈黙を続ければ潰れてしまいそうだった


自分の無力さを知り
手をこまねいて頭の中は揺れて
散らかり放題になった言葉
伝えたい事は沢山あるのに
どう並べればいいのかさえ分からない

ただ、これだけは伝えたい
貴方が悲しいと私も悲しい
貴方が笑える日が来る事を願っている

もし、いつか貴方がこの詩を見たのなら
しどろもどろに取り乱した私をみて
情けない奴めと笑い飛ばして欲しい
優しく微笑まずに声を出して笑って欲しい


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