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詩)煙草

ついこないだまで無理して
付き合ってたくせに
今はそんな顔もする様になったんだな
お前ともかれこれ20年の付き合いだな

もうそろそろ、お別れにしないか
ずっと側にいてやりたいけど
一緒にいるとお前がダメになってしまうぞ
俺は少しずつお前を蝕んでいってるんだ
俺なんていなくても…
いなけりゃいないでなんとかなる位の
歳になっただろ
ふーって吐いて忘れろよ

そんな風に煙草に言われている気がした
人間いつかは死んでしまう
よくわからない理由で死んでしまう位なら
お前に殺された方がいいよ
そう思いながら煙草の火を揉み消した


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