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きっとみんな「人に親切にしたい」と思ってるんだよね。
数年前、ある駅で車椅子の方が階段を上ろうとして駅員さんを呼んだ。
駆けつけた駅員さんは「誰が手伝ってくれる方はいませんか~?」と、プラットホームにいる人たちに声をかけた。
すると一瞬にして人が集まってきて、みんなでその車椅子の方を車椅子ごと持ち上げて、階段の上まで運んだ。
もちろん僕もその中にいた。
時間帯は午前中だったかな?
通勤ラッシュの時ではなかった。
集まってきた人たちは、平日ということもあってサラリーマン風の人だった。
みんな無言で表情を変えず、当たり前のような感じで手伝っていた。
車椅子の方を階段の上まで運び終わると、みんな何事もなかったようにその場から去って行った。
僕は思った。〈世の中、捨てたもんじゃないな〉と。
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きっとみんな「人に親切にしたい」と思ってるんだよね。
でも現実、仕事に追われ、他人にかまっていられない。
だから仕事をこなしていくには、あまり感情的にならず淡々と進んでいくしかない。
こういう全体的な雰囲気が、人から優しさを消していくのかな? とも思った。
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あと「人に優しくするのは何だか照れくさい」…。こう感じている人も多いと思う。
だからあえてクールに振る舞ってしまう…。
本当はもっと優しくしたいのに…。
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“心のゆとり” 大切ですね。
“心のゆとり” があれば、もっと他人へ気遣いができる。
逆に心がいっぱいいっぱいだと、他人への気遣いどころか自分自身に対しても盲目になってしまう。
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日本の風潮なのか? 何かをするとき、照れくささを感じることがある。
人に優しくしたければ優しくすればいい。
照れくさいと感じるのは、他人の目を気にしているから。
そういう「他人軸」な気持ちは、ほいっ!と隣へ置いて、自分の気持ちに素直に向き合いたい。
素直に向き合うことで、心が充実するのだと思う。
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