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あの夏空

この夏の終わりの匂いに
まぎれて

僕の隠していた幻想が
溢れる

坂道を登りふと立ち止まる
振り返ったその時
キミがいない空
僕を狂わせる

あの花火を肩を寄せて

優しい河原に
ふたりで

ここにいるよ

あの日のまま

逢いたい ここで
今だけ

ああ僕がいたことを想い出してよ

ああ夏空 変わらずキミがいる

なくして

気付いたキミの重さを
この夏の空に投影して
僕はまた歩けるかな

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