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アート作品とはなにか?

先日、渋谷でグループ展を見てきました。
Gallery Conceal Shibuyaで開催されていたJam Session 1.5です。
その中で、古谷さんの作品「水瓶のダリア」を頂いてきました。
作品を いただく ってなに?と思いませんか。

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Special Menuとなっていますが、下に添えられた作家さんの言葉を引用すると、

「水瓶のダリア」 古谷由布
水瓶に浮かべたダリアを、葛の干菓子で再現した。
首を切られて、それでもな人を笑顔にできた「華小路」のダリアを、
ここでまた僕がもう少しだけ延命できたらと思う。

とあります。
僕なりの解釈をすると、奇麗に整えられた形ある作品が、鑑賞者により添えられた木の匙で崩され、お湯を注がれることで流体へと移行し、鑑賞者がそれを飲み干すことにより目の前から消えていく、その一連の流れと、口の中に残る品の良い後味も含めて、作家と鑑賞者が協力して作り上げる作品だと感じました。
作品の捉え方は、鑑賞者に委ねられる部分も多々あると思いますので、僕の捉え方もその中のひとつだということですかね。
とまぁ、作品としての良さとは別に、葛湯としての味も絶品です。
日曜日まで展示しているとのことなので、お近くに行った際には、是非、作品を味わってみて下さい。

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