【大学とiPad】大学の授業とiPad

※勤務先では学生が全員iPad(9世代 2023年時点で)を所持し、Teamsを使用しています。

という前提での話です

大学でiPadを使うのに何が必要かという話ですが、「好きにすればいいんじゃね?」という感じです。ただ、それでは話が終わってしまうので、何を追加でそろえた方がいいかというのを書いておこうと思います。もちろん、「好きにすればいいんじゃね?」というスタンスなので、マストではありません。

ケース

ケース(カバー)は、まあマストだと思います。かばんの中に入れるにしても、他の物とぶつかったりしますし。かばんの中で何かがiPadに触れて、連続ログイン失敗状態となってロックがかかってしまったり、突然Musicが起動して何かが大音響で再生されるという事もあるので、ケースはあった方がいいでしょう。
iPadはいろいろ種類があるので、自分のiPad(私の大学の学生は9世代iPad)にあったケースを買いましょう。ケースにはスタンド付きの物、キーボード付きの物などいろいろあります。キーボード付きがいい場合は、この後のキーボードの所も読んでください。また、ペンを使う人は、ペンも一緒にしまえるケースがいいと思います。特に9世代iPadなどは、ペンをマグネットで本体にくっつけることができないので、結構困ります。
なお、個人的な感想ですが、iPadのケースは純正を含めて耐久性はあまりありません。フタ(フラップ)部分と本体が繋がっている部分がどうしても弱く、時間がたつと切れてきます。だいたい2年ぐらいが寿命のような気がします。

液晶保護フィルム

ケースがあればいらないという話もありますが、結構傷つき易いのであるといいでしょう。貼るのがちょっと面倒ですが。
後述のペンを使って書き込みをしたりする場合は、「ペーパーライク」というちょっとザラザラした感じのフィルムを貼ると、書き込みがしやすくなります。ちょっと画面の鮮やかさが落ちますが。

ペン

純正だとApplePencilですね。第9世代のiPadだと、純正は第1世代のApplePencilしか対応していないので注意が必要です。
純正のApplePencilは高いので、互換品もたくさん出ています。充電のいらない単なるタッチペンから、充電してApplePencilっぽく使える物まで様々です。
iPadでペンを使うメリットは、やはり授業資料への書き込みでしょう。pdfの資料でも書き込み自在です。これはタッチペンのような太いものではなく、Pencil互換の細いペン先のものでないとなかなかうまくいきません。
純正のApplePencilと互換品の違いは、筆圧感知の有無です。ApplePencilなら、強く書けば太く濃く、弱く書けば細く淡く書くことができます。絵を描く人ならこれは絶対条件でしょう。逆に絵を描かないなら、純正のApplePencilにこだわる必要は無いといってもいいでしょう。手書き文字入力(スクリブル)や、手のひらをiPadにべったりおいても反応しないパームリジェクションなどはiPad側の機能なので、互換品でも問題ありません。そこは予算と相談だと思います。
もし第2世代ApplePencilに対応しているiPadを持っているなら、マグネット充電や携帯性から純正の第2世代ApplePencilしかないと個人的には思っています。

キーボード

キーボードがあった方が、入力は確実に楽だと思います。ただ、画面に出るソフトウエアキーボードで不便を感じないという人は、そこまで必要かなと思います。
キーボードは大まかに言ってケース一体型と、ケース無しのモバイルキーボードがあります。さらにケース一体型は、iPadのコネクタを使うタイプとBluetooth接続の物に別れます。

ケース一体型のメリットは、持ち運びが楽ということになります。ケースにキーボードが付いているので、忘れることもありません。デメリットは重たくなるということでしょう。ケース一体型はだいたいiPad本体と同じくらいの重さなので、付けると倍の重さ、だいたい1.2〜1.3キロ以上の重さになります。
一体型でiPadのコネクタを使うタイプは、種類が少なく高価ですが確実に接続され、使い心地はとてもいいです。電力も本体から供給されるので、本体を充電していれば電池切れの心配もありません。欠点としては種類の少なさと値段、そして普通のケースと同様に本体とフタとなるキーボードを繋ぐ部分が弱く、個人的にはやはり2年ぐらいしか保たないと思っています。
一体型でも、本体のコネクタを使わない物は、要はカバーにBluetoothキーボードがセットになっている感じです。コネクタタイプよりは軽く、種類もいろいろあります。単にBluetoothキーボードが付いているだけなので、たまに接続がうまくいかなくなったりすることがあるのと、本体とは別に充電する必要があるのが欠点だと思います。

ケース一体型でなければ、モバイルキーボードと呼ばれる小さめのキーボードを持ち歩くという手があります。Bluetooth接続のキーボードは種類が豊富ですし、乾電池タイプも充電池タイプもあります。無線なので置き方は自由ですが、かばんの中で何かに押されてiPadが起動したりとか電池が消耗したりということがあるので、電源のオンオフが確実なタイプの方がいいかと思います。
物にもよりますが、同じ価格帯ならケース一体型よりモバイルキーボード単体の方が打ち心地はよいです。ネックとしてはiPadと別に持ち運ぶことになるので、荷物が増えるということでしょう。持ち運びという点では、折りたたみ式のキーボードもあります。持ち運びには便利ですが、構造上本体がたわみやすいので、打鍵圧の高い人は打ち心地が気になってしまうかもしれません。
基本はBluetooth接続ですが、僅かながら有線接続のものもあります。9世代iPadの場合はLightningコネクタ接続ですが、少ないながらも商品はあります。有線キーボードは接続が確実で電池がいらないのがメリットです。デメリットは線が邪魔ということです。

キーボードの注意点

iPad用の無線モバイルキーボードは、Bluetooth接続でないと使えません。無線接続のキーボードの中には、USBレシーバー付きの無線タイプのものがありますがiPadは対応していません。
また、製品によっては英語キーボードに日本語のキーをプリントしているという変わったものもあります。見分け方は、数字の2のキーと一緒に ” があれば日本語キーボード、@がある場合は英語キーボードです。iPadが認識してくれる場合がほとんどですが、日本語のキーがあっても2に@があるのは英語キーボードなので、英語キーボードとして認識させないとうまく使えません。
iPadが外部の日本語キーボードに正式対応したのは2022年なので、古い製品の場合相性がよくないことがあります。日本語キーのない純粋な英語キーボードでも日本語入力は可能ですし、トラブルは少なかったりします。購入するなら、新しめのBluetooth日本語キーボードか、日本語キーのない英語キーボードにすると、トラブルが少ないと思います。

まとめ

とりあえずはこんな感じです。本体だけでもいいですが、ケースとペーパーライクの液晶保護フィルム、ペンとキーボードがあれば、大学生活においてそんなに困ることは無いと思います。

おしまい


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