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「鼻から胃カメラvs嘔吐反射強いマン」の戦い

6月上旬から、ずーっと喉の詰まりが取れません。胃腸がダル重です。
薬はずっと飲んでいたのですが、あまり効かず、朝になると誰かに首を絞められているかのような感覚が私を襲います。

何度か病院に通うも、特に処方が変わる訳でもなく、

「ストレスですかねぇ?」

ばかり言われて流石にイライラしてました。

先週あまりにも喉が辛すぎたので、これはもう、一度別の病院で診てもらおうと思い、セカンドオピニオンへ出かけると、あれよあれよと血液検査→超音波検査→胃カメラの予約まで1度の診察で進んでしまって、待ったなし。

何を隠そう、私は嘔吐反射が酷いのです。
歯医者で歯形を取るだけで、涙をダーダー流しながらオエオエし、何度も取り直しされる始末。

そんな私に、
「ここは鎮静剤を使った胃カメラは出来ません」
の言葉。

アレを?!意識ある中で?!飲むの?!?!

…オエオエ必須である。

でも、それ以上にこのフラフラな毎日が辛かった。
もう何でも良いから、答えを出してほしい。早く解放されたい。
そんな藁にもすがる思いで胃カメラを決意。

幸い、鼻からのカメラだったので何とかやる気になれました。
これは、そんな私と胃カメラの記録です。

ここからは、その日に残したメモを元に当日を追おうと思います。

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「とにかく反射が強いんです苦手なんです。でも鼻からだとその嘔吐反射が強く出るところに触れないんですよね?ね?」

と看護師さんに詰め寄るも、

「少ないってだけで、無いわけでは無いですねぇ…頑張って!」

と励まされる。
…いや無理無理無理無理!!(ここまできたらやるけどさ大人だから)

そんな心臓バクバク状態で処置室へ。
大学病院からいらっしゃってた先生は女性の方でした。
女医さん曰く、

「嘔吐反射は若い人が強く出る傾向があるので、年配の方よりも若い方の方がカメラは皆さん大変そうですねぇ。ちなみに私もオエオエなります(にっこり)」

だそうで。
そうか。これ年齢あったのか!と初めて知る情報にほうほう唸ってたら、さっそく小さい紙コップで水的な何かを差し出される。胃の中のゴミ的なものをサッと取るためのものらしい。あーこれは美味しくはない。鼻つまんで飲むと少し楽かな?…いや、変わらなかった。

薬を胃の粘膜に貼り付けたいので、ぐるんと一周してください、と言われ、診察台の上をぐるぐる。
…バリウム検査を思い出す。

続いて、両鼻の通りを良くするための薬を鼻から交互に入れられる。そのまま飲み込んでください、と言われるが…うわぁこれは苦い。そりゃそうか、薬だもの。

私は元々左の鼻腔が曲がっていると耳鼻科で言われているのでその旨を伝えると、あっさりと右からのカメラ挿入が決まる。

次は喉の麻酔。右鼻から粘度高めの液体を入れられ、そのまま飲み込む。これは甘苦い感じ。喉が麻酔によってぼわーんとしてくる。
問題はこのぼわーん。で、私の喉はぼわーんとするだけで嘔吐反射が発生する事がわかった。実はこれが結構辛かった。

オエオエなるし、涙も勝手に出るわ出るわ。歯医者の型取りを彷彿とさせる。でもちょっと落ち着かせないと…まだカメラすら入っていないのだぞ、と言い聞かせ、自らをなだめる。

今度は鼻の麻酔ですー、ってまだカメラ始まらんのかーい!と心の中でツッコミを入れながら麻酔を待つ。鼻の麻酔は2種類で10センチ位あるチューブの外側に多分麻酔が塗りたくられているものを鼻に突っ込まれる。一つ終わると二つ目を入れられる。

実は、鼻の麻酔とチューブは全然辛くなかった。多分鼻腔広め?鼻の中は何入れられてもおおよそ平気だった。看護師さんも、
「あら!これ大丈夫なら大丈夫!カメラとほぼ同じ太さだから!」
と勇気付けてくれた。ただ、
「カメラはもう少し硬いけどね?」
と、トドメは刺された。

(カメラ入れるまでが長い…前処置がいろいろあったってことですね)

ここで、ようやくここで女医さんが登場(ここまでは看護師さんがやってくれていた)

さっきまでは全て仰向け。ここからは横向きに体制を変え、診察台が高くなった。ぐいーん。

いよいよ鼻に入るんですよ、アレが。

鼻周りはあまり辛くなくスルスル入る感じ。
問題はやっぱり喉付近で案の定オエオエなりましたが何とか通過。その後、終わりまで幾度となくオエオエはやってきます。何タイミングかはもうよく覚えていません。
オエオエしながら、口と目からもダーダーと水的な何かを流し続けていました。

処置前に看護師さんに、
「息ができなくなることはないです。鼻からも口からもできます。だから落ち着いて、慌てないで。よだれとか痰が出てきますが、決して飲み込まないで(喉に詰まるから)外に吐き出してください」
と言われてたので、とにかく【慌てない・落ち着く・息をする】そればかり考える。

慌てない・落ち着く・息をする

これ、何かの感覚に似てるなぁ…と思ったら、あれだ。息子の出産の時と一緒だ。などと、カメラを入れられながら、ぼーっと考えていた。
私はめまい持ちだから、痛すぎて意識を失うのが出産で一番怖くて、とにかく息を吐くこと(吐いたら自然に吸えるから)と落ち着くことばかり考えていた8年前。

そんなこんなで、かなりなオエオエっぷりではあったけれど、私は嘔吐反射が辛かっただけで、何処かが痛いとか鼻血が出たとかはありませんでした。
苦いのもまぁ苦いってだけで、何となく予想通り。
オエオエは超絶嫌だけど、他は何ともなかったです。

その後落ち着いてからカメラの映像を見せて頂く。私にはカメラを受けながら映像を見る余裕は全く無かった。
診断としては逆流性食道炎のみで、胃も腸も綺麗だし問題なし。
自分の胃の中をじっくり見せていただきました。

結局、逆流性食道炎の薬を貰ったんだけど、これが6月からずーっと飲んでる薬と一緒だった…なぜ治らないのか。。

でも、血液検査の結果も問題なく、大きな病気にはかかっていなかったので、多分この喉の詰まりも、もう少ししたら良くなるのでしょう!…そう信じたい。

今回、胃カメラを入れられてる時に、看護師さんが背中側に回ってくれて、ずーっと肩に触れていてくれた。地味にこういう時の人肌って安心するもんなんだよなぁ。レーシックを受けた時も、看護師さんが手を握ってくれて、凄い安心した記憶がある。

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今回、事前に皆さんの鼻から胃カメラ体験をTwitterで聞いた時、様々な返信を頂きました。

・二度とやりたくない
・鼻血が出た
・入らなくて口からになった
・全然余裕
・オエオエしない

などなど。本当にその人によって感想がまちまちで、こればっかりは自分で経験してみないと分からないものだなぁ…が今回の感想です。

それでもこれは、私の経験談として。
誰かの役に立てれば、これ幸い。

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