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あまり語られない、新築マンションを購入して良かった点

こんにちは、ケロです。

わたしたち夫婦は8年前に新築のマンションを購入しました。
都心の駅近物件で、利便性の高いDINKSにちょうどいい60平米の2LDK。
当時は不動産に対する知識は全くなく「賃貸よりマイホームの方がのちのち資産になっていいのでは」という安易な考えで購入しました。
今はマイホームに関する本を読み漁ったり新築マンションの資産価値の目減り早さ(※新築プレミアム)を知り
住み替えは中古マンションをフルリノベーションしたいと考えております。
が、それでも新築マンションを購入したことに後悔していません。
※新築プレミアム:住んだ瞬間に下がる価値

ネット上を検索してみると、新築マンションより圧倒的に中古マンションをオススメする記事が多く見つかりますが、新築マンションの価値について語られているものをあまり見つけられなかったので、綴ってみることにしました。

1.センスがなくてもそれなりにオシャレである

当たり前のことかもしれませんが、意外と1番良かった点だったと思っています。
フローリングや建具のカラーを選べるところが多いと思いますが、どれを選んでもその時々の流行を抑えているのでお洒落になります。
お洒落な家にしたいなら自分でフルリノベーションするのが1番だと思いますが、それにはやはりそれ相応のセンスと知識とお金がかかります。
センスと知識がある方はいいと思いますが、たいていの方はそうではないと思うので、用意されたものを選択する(もしくはモデルルームと全く同じものにする)だけで素敵なお部屋になるのは新築マンションの価値だと思います。
選択することが少ないので忙しくても負担になりません。
トータルでコーディネートされている空間というのは本当に心地よいです!
設備も建具も一括で大量に仕入れるから安く仕入れることができるので、建売の一軒家と比べると高級感がありますし、設備も最新のものが入っているので暮らしやすさも抜群です。
時期や場所によっては中古マンションをフルリフォームと新築マンションがあまり変わらない価格になる場合もあるので、決めつけずに見積もりは必ずとった方が良いと思います。
ちなみに、モデルルームはめちゃくちゃお洒落ですがかなりオプションがついており、同じようにしようとするとかなりお金がかかります。
あと、新築マンションでも会社によってはオシャレじゃないところもあるのでその辺りはモデルルームできちんと確認しましょう(笑)

実は我が家の場合は新築のキャンセル物件(例えばローンが通らなかったり、マンションが建つ前に転勤が決まったなどの理由で購入後にキャンセルになった物件)を購入しました。


メリットはほぼ竣工間近のタイミングだったため、担当者にお願いして特別に内覧させていただき日当たりや景色を確認できたことです。
あと、キャンセルした方が有料オプションをつけていた場合は物件価格にそのままついてきます。(原状回復が原則の場合はついてきません。キャンセルした方のオプションが好みに合わない場合もあるのでこれは良し悪しですね)
キャンセル物件だったのでダメ元で値引きを交渉してみましたが、即完売の物件だったため断られてしまいました(笑)
でも、値引きできることもあるみたいなので言ってみる価値はあると思います。

デメリットは間取りやカラーセレクト、オプションが一切選べなかったことです。新築マンションでも3LDKを2LDKに変更したり、
建具・フローリング・玄関土間・壁紙の色や、バスタブの形・キッチンの吊り棚有無などを無償で選ぶことができます。
うちはたまたまキャンセルした方のチョイスが自分の好みと一致していたのでとてもラッキーでした。

2.ご近所さんと仲良くなりやすい

新築の場合は基本的に同時入居となるためゼロコミュニティーこれはマンションの規模などにより一概には言えませんが、中古マンションや賃貸と比べると仲間意識が高いように感じます。同じマンションを購入した仲間、共同出資者のような感覚があります。新築マンションはたいていの場合が指定の引越し業者による一斉入居になります。(トラックの整備や養生など管理が必要となるため)ほとんど同じ日から同じマンションに住み始めるわけです。ファミリータイプの間取りがメインだと自然と同世代が集まり、子供が同じ年というのは結構あります。なので小学校にあがっても最初のうちはお兄ちゃんやお姉ちゃんが集団登校のように連れて行ってくれて、とても安心です。うちは小規模マンションですが、それでもほぼ全ての学年の子供がいますし、学年がちがっても一緒に仲良く遊んでいるので安心です。

3.光熱費が安い

これは新築マンションに限った話ではありませんが、最近のマンションは機密性が高く暖房や冷房の効きがかなり良いです。
賃貸の時は冬になると毎日暖房を家にいる間ずっとつけていましたが
今の家は1月でも暖房をつけるのは朝と夜の数時間のみ、つけない日もあります。
設備品機器も最新のものが採用されているので非常に省エネです。

4.初期費用が安く、還付も多い

意外と諸費用は中古より新築マンションの方が安いです。
一般的に物件価格の5%以内で収まります。
また住宅ローン控除、不動産取得税の軽減、固定資産税の軽減措置(2022年3月31日まで適用要件あり)があり、節税のメリットも大きいです。
すまい給付金(2021年12月まで)ももらえます。

年収400万円で50平米以上の新築マンション3000万円を住宅ローンで購入した場合、すまい給付金(http://sumai-kyufu.jp/)50万円がもらえ、住宅ローン控除 10年間で約256.7万円が返ってきて、固定資産税が5年間半額で済みます。

管理費や修繕積立金が最初は低く設定されていることが多いので、中マンションと同じ金額でローンを組んでも毎月の住宅費用が安くなります。修繕積立金は年数に比例して徐々に増えていくことが多く、新築と築20年のマンションでは1万円以上変わることもあります。

5.共有部分も新しい

はい、当たり前ですが1番の違いなので書きました(笑)
中古物件を見た方はわかると思いますが、ベランダや窓や玄関などは共有部分に当たるので、個人の都合でリフォームができません。中は丸々新築のようにリフォームしたけれどベランダの掃き出し窓が古いままで気になる、ということがよくあります。
あとベランダのサイズも最近のマンションは大きく開放感がありますが、昔のマンションは狭かったり出れないところもあります。
すべてが新しいというのが1番の価値だと感じました。

当然、メリットの裏にはデメリットがたくさんあります。
1番のネックは購入後すぐ大幅に価格が下落することです。
住んですぐ転勤が決まり売却することがないと言い切れないのであれば購入はお勧めしません。
住んでいる人が事前に分からないので物音などのトラブルも住んだ後にしかわかりません。管理状態も分からず最悪欠陥住宅なんて場合もありえます。

新築か中古、どちらが良いかは一概に言えません。
ですが分譲マンションを探す上でいろんな本やネット記事を拝見した時に、圧倒的に中古マンションをおすすめしている記事を多いことに違和感を感じました。
「投資目線」というのはもちろん物件を購入する上でとても大事だと思います。しかし、新築物件だから割高だと決めつけるのはあまりに乱暴だと思います。住まいは人生においてかなり多くの時間を過ごす場所だと思います。
とくに家族がいれば、共に過ごす場所=思い出に直結するもではないかと思いました。
中古物件を自分で気に入るようにフルリノベーションすることも素敵だと思います。しかしそのために時間を費やすことや脳を疲れさせることが必要となるなら、お金を払う価値があるのではないかと感じました。

ただ、今後も少子化が進む見込みのため、一部の都心を除き不動産の価値は下がっていく一方だと言われています。マンションの価格が高騰している今は資産を一気に減してしまう危険もありますので慎重に考えたいですね。

以上、私が感じた新築マンションを購入して実際良かったと思ったことでした。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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