他人は変えられない。変えられるのは自分自身だけ。そして、…という話。
人間は一人では生きられない生き物です。
それは、人間が社会性の生き物であり、食物連鎖の輪に属しているからです。
仮に、すべて一人で完結していると言う人がいるのであれば、それは人間の進化の過程から逸脱したナニカであると言えるかもしれません。
もしくは、視野の狭い生き方をされているのかもしれません。
ともあれ、人間は言語という文化を形成するツールを用いて、繫栄してきました。
日本においては、人口減少・少子高齢化という社会としての過渡期を迎え、人間関係が飽和し、多くの人が対人関係で何らかのストレスを感じる世の中となっています。
そんな中、他者に対して何かを要求することが、いかに非効率的なのかを謳う言葉として「他人は変えられない。変えられるのは自分自身だけ」というフレーズに共感する方も多いと思います。
ですが、自分自身を変えるということも、なかなかに大変なものです。
自分自身すら変えられないことに、劣等感を抱く方もいるかもしれません。
今回は、このような他者に変化を望まず、自分を変容させていくことについて、個人的に補完したい部分があるので、述べていこうと思います。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
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私が補いたいと思っているのは、「どう自分を変えるのか?」ということです。
まずは「他人は変えられない。変えられるのは自分自身だけ」という言葉を掘り下げてみましょう。
この言葉が使われるシチュエーションには、どんなモノがあるでしょうか?
例えば、職場であなたに仕事を押し付けて、自分は定時に返ってしまう同僚がいたとします。
「他人は変えられない」とは、このような人間に何を言っても響かないかもしれませんし、陰で嫌がらせや悪口を言ってくるなど、より厄介な状況になる可能性もあります。
それならば、その仕事まで含めて定時に終わらせられる仕組みをつくってみたり、上司にさりげなくアピールしてみたりと思考を切り替えたほうが、効果があるかもしれません。
つまり、置かれている状況を変えようとするのではなく、自分の思考を前向きで効率的で生産性の高い方向に変えましょう、という理論ですよね。
この理論から、リフレーミング法やストレスコーピングといった言葉が、社会に浸透するようになったと私は考えています。
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しかし、この概念には「どう自分を変えるのか?」という手引が欠けています。
ですから、「他人を変えられないのは分かったけど、自分の変え方が分からない」という袋小路に陥るのだと思うのです。
そもそも、簡単に自分を変えられるのであれば、他人を変えようという発想自体が浮かばないはずです。
ということは、多くの方が自分を変えることについて、困難だと感じていると容易に想像できます。
果たして、どうすれば自分を変えられるのか?
何事も、変化にはきっかけが必要です。
自分が変えられないのは、自分の中に問題の答えが存在しないからです。
例えば、「ベルヌーイの定理について説明せよ」と問われても、なかなか答えられないのは、ベルヌーイの定理を知らないからです。
…え、知ってる?(;´・ω・)…私は分かりませんからググりました(笑)。
…お分かりになりましたか?
(・∀・)…いえ、ベルヌーイの定理ではなく、「どう自分を変えるのか?」の答えです。
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実は誰もが行っていることですが、自分を変えるには「変えるための情報」をインプットすればいいのです。
「他人は変えられない。変えられるのは自分自身だけ。」
つまり、あなたが他人を変えることは出来なくても、あなたは他人に変えられることが出来るということです。
「変えられるのは自分自身」…そう、自分の意思で、です。
変わろうとしていない他者を変えようとするのは、ハッキリ言って難しいです。
そして、あなた自身も変わろうとしていなければ、変わるはずがないのです。
自ら変わろうとすれば、おのずと行動は限られてきます。
変わるための情報を得る行動をするのです。
ここまでをまとめると、
①「他人は変えられない。変えられるのは自分自身だけ」という言葉には、自分を変えるために必要な要素が欠けている。
②その欠けている要素とは「変えるための情報」である。
③そして、その情報を得るためには、自分の意思で行動しなければならない。
…ということです。
意地悪な言い方をすれば、「変えられない他人を変える方法」という情報に辿り着くことが出来れば、「自分も他人も変えられる」という、そもそもの前提条件を覆す状況も作り出すことが可能です(笑)。
最後は余談でしたが、いかがだったでしょうか?
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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の投稿は以上です。
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