放任と独立独歩
私の所属している会社は、ちょっとおかしい。
私は他社に在籍出向中なのですが、活動報告書も残業申請書も求めてきません。
つまり、何をしているのか実態を掴んでいないのに給与を支払っているということです。
あまりに放任され過ぎているので、毎日の作業報告を個人で作成して保管しています。
一般的に、会社での仕事にはノルマが存在していたり、求められる成果が存在したりするはずです。
ですが…、特に何も言われないのは、なぜ?
…余談ですが、昨日の記事は「なぜ?」について書いていましたね。
ホントに余談なので、オチは無いです(笑)。
ーーーーーーーーーー
人間には、指示を出された方が行動できる人と、自分で考えた方が行動できる人がいると思いますし、同じ人でも状況によって両方の動きをすることもあるでしょう。
私も資料作成などを依頼されるときは指示を受ける側として作業しますし、言われたことをやる仕事は楽なので好きな方だと思います。
…鬼のような〆切さえなければ。
サービス業に転身して気づいたのですが、「課題発見能力」とは、これほどまでに個人差があるのかと感嘆しています。
例えば、どんなに与えられた仕事が出来る人でも、自ら仕事を作り出すとこが苦手な人がいたりします。
与えられた仕事が終わったら、その人にとって仕事は片付いてしまうのです。
…ちょっと勿体ないな、と感じる瞬間です。
与えられた仕事が、仮に一週間の納期だとしたら、5日くらいで完成させたくなりますし、私は天の邪鬼なので、言われた以上にしてやろうと企んだりします。
まあ、結果として蛇足になることもありますが(笑)、修正できるように二案用意していたりもします。
このように書くと、なんだか私が優秀であるかのように感じる方がいるかもしれませんが、私はポンコツさんです。
だからこそ、もうちょっと管理してほしいな~などと思うのですが、放置されているので自己管理能力を上げるしかない状況です。
ーーーーーーーーーー
【独立独歩】どくりつどっぽ
1 他人にたよらず、自分の信じるところに従って行動すること。独立独行。
2 他に並ぶもののないこと。
(デジタル大辞泉より抜粋)
自己管理は、ビジネスにおいて二つの視点から考えることが出来ると思います。
一つは自分の能力を把握し、作業に対して適切なリソース(資源)をそろえることが出来ること。
ここでの資源とは、時間であったり備えている知識などを指します。
そしてもう一つは、組織の理念や行動指針に則した人物として業務に就くことです。
ほとんどの会社には、理念やビジョン、フィロソフィーなどが存在しますが、一般社員が意識する機会は少ないことの方が多いのではないでしょうか?
私の所属している会社はスタートアップなので、設立時から理念などの目線合わせはかなりやってきたと思います。
なぜ、この会社は存在しているのか?
私たちの仕事は、なんのためにしているのか?
…このような問答を行ったことで、もしかしたら経営者の中で私は放任していても大丈夫だと思っているのかもしれません。
…買いかぶりな気もしますが…。
ーーーーーーーーーー
ともあれ、独立独歩の精神の「自分の信じるところ」には、私個人だけでなく、会社の信念も含まれているのだと思いますし、作業において選択に迫られた時は、会社の理念に則したほうを選ぶようにしています。
今回の記事は、雇う側と雇われる側で異なる印象を感じるかもしれません。
ですが、成長企業というのはビジョンやミッションが明確であり、その体現をもって社会認知されていることを考えると、雇う側にとって会社の理念の社内浸透がどれだけ大切かを知る必要があります。
そして、雇われる側にとっては、自分という個人の働く意味だけでなく、その組織に属している自分に与えられている使命を果たす責務を知る必要があると思うのですが、あなたはどう感じられるでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の投稿は以上です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?