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心のキャパシティには弾性も靱性も剛性も大事

まず最初に、各用語を辞書引きしてみます。

キャパシティ【capacity】
1 収容能力。また、容量。
2 物事を受け入れる能力。受容力。
(出典:デジタル大辞泉)
弾性【だんせい】
伸長、圧縮、ねじれなどの応力によつて変形を受けた材料が、その応力を取り去つた後に元の大きさや形状に戻ろうとする性質。
(出典:接着用語集)
靱性【じんせい】
固体のもつ性質の一つ。材質の粘り強さ。外力によって破壊されにくい性質。
(出典:デジタル大辞泉)
剛性【ごうせい】
圧縮・ずれ・ねじれなどの外力に対する、物体の変形しにくい性質。
(出典:デジタル大辞泉)

…なんのこっちゃ?ですよね(*'▽')。

ということで、今回は元・製造業勤務の私が、物体の性質を物体ではない「心」に紐付けて考えてみたいと思います。

最後までお付き合いいただけると幸いです。

ガラス・クリスタル・結晶・電球・照明・並べられた・大小

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「心のキャパシティ」と言えば、「大きい・小さい」が続くように、容量を指す言葉です。

つまり、容量が大きな人は信頼されやすいだとか、容量が小さい人は融通が利かないだとか、そのように表現されることが多いと思います。

ですが、今のご時世、並大抵のキャパシティでは、すぐに限界値を超えて溢れ返ってしまうこともあり得ます。

ときには容量が余っていても、鋭利な刃物のようにストレスが心を穿つことだってあり得ます。

…そうなったとき、「大きい・小さい」や「広い・狭い」といった測り方だけで評価しては極端すぎる気がします。

そこで、別の指標として「弾性」「靱性」「剛性」を用いてみてはどうか?というのが、今回のテーマです。

チューブ・金属・ステンレス・ロッド・パイプ・加工・材料・工場

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「弾性」があれば、突発的なストレスなどに対して、一時的に容量を増やすことが出来るので、溢れるリスクが軽減されます。

そして、一過性のストレスならば、元の形状に戻ることが出来ます。

「靱性」があれば、持続的なストレスに対して、心が破断することなく受け止めることが出来るので、「キレる」といった状態を回避することが出来ます。

粘り強さがあることで、受け止めても耐えうる余力があるということです。

「剛性」があれば、鋭く突き刺さるストレスに対して、跳ね返す力があるので、メンタル不調の原因となる「心の棘」を防ぐことが出来ます。

うつなどは、一つのストレッサーに起因するよりも、複合的なストレッサーに心が侵食されることで起こり得るリスクが跳ね上がります。

ストレッサー【stressor】
ストレスを引き起こす物理的・精神的因子。寒暑・外傷・怒り・不安など。
(出典:デジタル大辞泉)

ですから、強く、しなやかで、粘り強いことも、キャパシティには求められると、私は考えています。

アルミニウム・ステンレス・金属・箱・容器・缶・加工

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物事には、いくつもの側面が存在します。

すべての側面が、ある種の「正解」であるために、私たちは多くの事象に対して、別の側面を検討するということを怠ってしまうことがあります。

今回の「心のキャパシティ」だけでなく、他の事象についても、ぜひとも多角的に捉えてみる訓練をしてみてはいかがでしょうか?

ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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