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自己評価の低さが招く損失

「いやいや、自分なんて…」

「…なんか、スイマセン…」

他者評価を欲しがるわりに、自己評価が過少になってしまう人っていませんか?

私も、その一人です。

どんなにビジネス書や自己啓発書に「他者承認ではなく、自己承認を高めよう‼」と書いてあっても、今一つ、自己評価は上がらない。

自己評価が低いと出世できないとか、人生楽しくないとか、抽象的なマイナス要素が頭をよぎるかもしれませんが、実は、自己評価が低いと確実に損害を被るモノがあります。

ということで、今回は「自分を認められないと他人からも認められない理由」について書いてみようと思います。

最近、このテーマでよく注意されるので、私のケースも交えてみます。

最後までお付き合いいただけると幸いです。

女性・モデル・禅・一人・孤独・室内・目を閉じる・メイク・薄暗い

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まず、自己評価の低い人が他者評価をするとどうなるのか、考えてみましょう。

結論的に「評価が甘くなる」ことになり、相手が気づくべき課題と向き合う機会を失ってしまいます。

自己評価が低いということは、他者を評価する際に軸となる「自分だったら」という標準値が下がります。

要するに、平均点の低いテストで赤点が出にくい状態と同じです。

他者からすれば「赤点取らなくてラッキー♬」となるかもしれませんし、そんな姿を見て、自分の行動の結果だと自己満足してしまうかもしれませんが、これって相手の成長を阻害することに他なりません。

会社での評価ではもっと顕著で、査定が甘ければ、社員の昇給額は増えますが、会社全体の利益は損なわれます。

つまり、自己評価が低いと、周りに悪影響を及ぼすということです。

気をつけるべきは「自己評価を上げよう‼」の前に、自分を評価軸から外す思考を持つことで、他者評価をするときには、標準的な能力が何か?をしっかりと見定めることです。

それくらい、自己評価を上げるのは難しい…はずです。

アーキテクチャ・建物・ビジネスビル・デザイン・オシャレな・高層ビル

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会社というキーワードが出ましたので、そのまま会社での事例を挙げてみたいと思います。

自己評価の低い人間は、能力が高くても、会社の利益を損ねている、という話です。

…他者が関わらなくても、損失を出している存在だということです。

これは私のケースを例示としますが、社益につながる働きをしても、本人が気づいてないので、売り上げにつながらないということがありました。

私は、通常の業務の一環として、自分の関わる業務には、すべて自分なりのマニュアルを作成します。

教わった事や注意された事などがあるたびに更新をするのですが、業務請負の一環で他社の作業にマニュアルを作っていたところ、呼び止められました。

上司に「これ、どーしたの?」と尋ねられたので、「え…覚えが悪いのでマニュアル作ってます」と答えたのですが、次の日には経営会議の議題に挙がっていました。

ミーティングルーム・会議室・シックな・オフィス・モニター・無人

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大手は別かもしれませんが、中小企業やスタートアップ企業では、日々の業務に追われて、業務担当者から新しい業務担当者への引き継ぎが「口頭説明」によって行われているところが少なくないようです。

ぶっちゃけ、マニュアル作成に割いている時間はないワケです。

しかし、マニュアルは緊急度は低いものの、重要度の高いタスクらしく、他社の業務を「切り出し(ある工程を他社や他部署に委託するための業務分析)」するときには指標ともなるとのこと。

つまりは、別途費用で請求できるということです。

動画編集やnoterには欠かせない「CANVA」でのデザインワークなども、これまで趣味で行っていたので、業務の一環でやっていること自体が違和感だったのですが、それがお金になるなんて考えてもいませんでした…。

このことから、自己評価の低さが会社の利益を損ねるモノだと感じたのです。

…今でも、自分の業務の価値がどのくらいなのか、計れずにいますし、自己評価は低いままです。

ですが、なんとなく「どーにかしよう…」ではなく、実際に身近なところに損失を生んでいるのなら、改善する必要があります。

まったく同じケースに遭遇している方は少ないかもしれませんが、自己評価が低いということが、自分だけが損をする以上に、周囲に損失を与えている可能性があることに、共感いただけたのなら幸いです。

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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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