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答えのない問いに答えること

世の中には、答えのあるモノよりも答えのないモノの方が多いと思いませんか?

一昔前なら「常識」を振りかざして「答えらしきモノ」を並べることも出来たでしょう。

しかし、現代は親しい友人よりも親兄弟よりもググってしまえば、より「答えらしきモノ」に出会うことができます。

「私はどうしたらいいですか?」

このような曖昧な問いに対しても、インターネットは「答えらしきモノ」を用意してくれます。

ただ、唯一の欠点は、並べた「答えらしきモノ」に責任を取ってくれないことです。

例えば、「明日は晴れますか?」に対して「降水確率は10%」ですと答えられたら、多くの人は「晴れるんだ」と思うでしょう。

結果、ゲリラ豪雨でビショビショになるのは私たちであって、インターネットやグーグル先生は濡れることがありません。

…そんな屁理屈を述べながら、今回は「答えのない問いに答えること」について書いてみようと思います。

最後までお付き合いいただけると幸いです。

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「スライド資料を、もっと見栄えよくしたいんだけど…」

「この業務を誰でも分かるようにしてほしいんだけど…」

このような問いに答えることも私の仕事の一つです。

「見栄え」という言葉から相手が連想しているイメージをヒアリングして具体化したり、「誰でも」の定義を定めて口頭説明やマニュアルを作成したり。

他にも「求人募集のメッセージ文をどうしたら人が集まるかなぁ?」とか「事業計画書の文章構成をどうしたらいいかなぁ?」とか「仕事でこんな表があったらいいんだけど…」などなど。

このような「答えのない問いに答えること」で大事なことは二つあります。

一つは相手のイメージを具現化すること。

もう一つは、最終決定を相手にしてもらうこと。

イメージは、色であったり形であったり、そもそもイメージ自体が漠然とし過ぎているケースもあります。

相手との対話の中で、模索していく過程が必要です。

あとは、「こんな感じでどうですか?」と相手に決めてもらうのですが、相手より先に飽きてしまったり、決めてしまおうとすると、それは答えではなく「押しつけ」になってしまいます。

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…と、まあ、このように書くと「ヒアリング力」や「傾聴力」の話のように感じるかもしれませんが、これは「共鳴力」の話です。

自分の思考や感性を持ち込まず、相手に合わせることはなかなかに難しいものです。

個人的には、これも立派な「寄り添う力」だと思っていて、相手の立場に立つことが最大のコツだと感じています。

「これ」「それ」「あれ」を読み解く力、誰かと話をする機会には、ちょっと意識してみてはどうでしょうか?

フワッとした内容でしたが、今回の投稿は以上です。

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