見出し画像

人と比較しない生き方なんて

自分に合った生き方をする。

誰もが憧れる言葉ですが、人と比較しない生き方を続けた結果、どういうことが起こるのか考えたことがあるでしょうか?

あなたが人と比較しなくても、他人からは誰かと比較される…、社会で生きていく上で避けては通れないものだと思います。

今は「個の時代」で、様々なメディアや書籍などで「自分らしさ」という言葉を使って、生きがいややりがいを模索することが盛んに言われています。

ですが、人間は社会の中で生きる生き物です。

人生を全うするまで、誰かと比較されない生き方というのはないのではないでしょうか?

ということで、今回は「人と比較されない生き方」について書いていこうと思います。

最後までお付き合いいただけると幸いです。

女性・ガラス・自信・ビーチ・境界・指で割る

ーーーーーーーーーー

人と比較しない、あるいは、人と比較されない生き方というのを極端な話、独学と言う視点で考えてみましょう。

勉強というのは、受験などがない限り自分との戦いであり、自分の知識やスキルを向上させるという目的のために日々を過ごすものです。

何か一つの分野について、もしくは、多様な分野について、独学を続けていくと、最終的には三つのパターンのどれかに当てはまると思います。

一つは独学を進めた結果、残念ながら低い評価しか得られない場合です。

自分では頑張ったつもりでも、社会から見ればその分野に長けているとは到底言えない状態になっている、言い換えれば「自己満足」で終わってしまっているということもあるのではないでしょうか。

努力というのは見えないものです。

そして、誰も測れないものです。

唯一測れるとすれば、他人の存在だけです。

その他人の存在がないということは、自分の努力がどの程度かがわからないので、結果として「自分では頑張っているんだけど…」と思っても、社会的には低い評価しか得られないというケースも大いにあると思われます。

女性・チーム・課題・評価・ミーティング

ーーーーーーーーーー

二つ目のケースは、頑張ったけれど標準的な知識やスキルしか身についていない場合です。

こちらもよくある話で、自分以外の人間が頑張らないかと言えば、そんなことはありません。

誰もが生きていく中で、何らかの努力をしているはずなのです。

にもかかわらず、その他人の努力に見向きもせず「自分は頑張っている」と考えた結果、「自分は優れているはずだ」と誤認してしまい、いざ社会に出てみたところで、標準的あるいは平均的な評価しか受けられないということもあるのではないでしょうか?

これら二つは、現実として非常によくあるパターンです。

私自身、誰とも関わらずに読書や資格取得の勉強をする際、自分では人より優れていると思い込んでしまうこともよくありますが、実際に社会に出てみると、他の人も当たり前のように私以上に読書を重ね、より難易度の高い資格取得をされている方というのもたくさんお見受けします。

そういった他人の努力を見ることで奮起することもあるのだ、と私は思っているのですが、他人と比較せず、自分のことだけ目を向けて生きていくことは、こういった落とし穴があるものだ、という認識も大切なのではないでしょうか?

女性・モデル・肖像画・街・自信

ーーーーーーーーーー

そして最後に、社会に出た結果、人よりも優れた状態になっていたというケースもあるでしょう。

人間は、生まれた時から、常に競争社会の中で生きていくことを宿命付けられています。

ですから、自分に合った生き方人と比較されない生き方というものを考えたところで、既に何らかの形で他人との競争というのを体験しているはずなのです。

よって、その時に受けた劣等感や挫折感というものから独学に取り組むと、その負けず嫌いの精神で、人よりも優れた状態になっている場合もあります。

本来、人と比較しない生き方というのは、この状態を目指すものだと私は考えています。

ですが、この「比較しない」という言葉を甘く考えると、最初に述べた「人よりも低い評価パターン」、あるいは「さして人と変わらないレベルにしかならないパターン」になってしまうのではないでしょうか?

人と比べるや、人と比較するということは、競争に負ける前提で考えれば非常にストレスのかかるものですが、「勝ちたい‼」といったエネルギッシュな精神で望めば、より向上心・向学心を伸ばせるエネルギーとなるのではないでしょうか?

女性・ジャンプ・幸福・足元・靴・公園・フレア

ーーーーーーーーーー

私は、誰か他人がいる生活から離れた状態で、勉強の場に飛び込みました。

その結果、現在の職場では幅広い分野で、ある程度の職位を得ることができ、社外のクライアントとも専門分野を飛び越えて様々な意見を交換することができるようになってきています。

私がこのような状態になったのは、人と比較しない生き方をしてきたからではなく、常に自分が最下層であると思い続け、そこから這い上がることを夢見ながら生活した結果なのかもしれません。

…私のケースは非常に特殊かもしれません。

どんなカタチにせよ、自分を表現することに大変な抵抗を覚えるのですが、それでも社会的な評価として、何らかのカタチで優れていると評価を受けることは決して悪いことではないと思います。

「人と比較しない」

この言葉をどのように捉えるのか

それが数年先のあなたの人生を決めることになるのかもしれません。

あなたはどう生きますか?

ーーーーーーーーーー

ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?