ヘリクツはイノベーティブ⁉
今回はヘリクツな話をしたいと思います。
私の記事では、言葉尻を捉えようとしてみたり、造語を作ってみたり、言葉の意味合いについて再考してみたりと、とにかく言葉についての記事が多いと思います。
それは、私もよく陥る軽率な思考への警鐘として書いています。
私自身、宗教的な話は得意ではないのですが、他に例えようもない話なので、信仰を重んじられている方には下記の文章に間違いがあったとしても、ご容赦いただきたいと思います。
10代の頃に読んだ本の一節に「言葉は堕天使によって人間に伝えられた」という言葉があり、今でも心に刻まれている言葉でもあります。
言葉があるから、人は人を騙し、虚言を吐き、争い、そして愛に意味を持たせるのだと。
個人的な見解ですが、愛とは、本来は行為であり言葉ではないと考えています。
しかし、言葉が世界のすべてに意味を持たせようとする人間の欲を生み出してしまったとも考えられるのではないでしょうか?
言葉は決して心を映す鏡ではない、ということです。
とは言え、人は言葉という道具を手にしたからこそ、反映してきたとも言えるので、堕天使の教えであろうとも、有効に使うのが人間らしいとも言えるでしょう。
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【屁理屈】へりくつ
まるですじの通らない理屈。道理に合わない理屈。
(デジタル大辞泉より)
私の個人的な見解もそうですが、なんとなくソレっぽいけど根拠のない話はヘリクツです(笑)。
同様に、数値などを示したところで推定の域を出ない話も、広義のヘリクツだと思います。
一見、ヘリクツは「悪」の印象を持たれる方もいるでしょうが、私は善悪ではなく使い方だと思っています。
植物のベラドンナやチョウセンアサガオのように、毒性はあるが用法用量を守れば有用であるモノと同等だと思うのです。
ビジネスで謳われるイノベーションは、「勝てば官軍」ではありませんが、ある意味で毒にも薬にもなる劇薬です。
イノベーションを追い求めて自社損失を被ることもあれば、他社を沈めるアポカリプスにも成り得ます。
イノベーションは天動説が叫ばれる世の中で地動説を説くようなものです。
道理に合わない理屈を貫き通すのが、破壊的イノベーションに必要なファクターでもあります。
「世の中を覆す」
そんな力を、社会はイノベーティブと呼ぶのだと思っています。
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いきなりスケールダウンした話になりますが、時代の潮流に逆らったヒット商品って多いと思いませんか?
他社がカラー液晶を搭載したにもかかわらず、あえてモノクロにしてバッテリーを長持ちさせることでヒットした任天堂の「ゲームボーイ」などは有名な話です。
私たちは新しいものを良いものだと認識する傾向にあります。
多くの人の支持を得ているものが絶対だと信じ込みます。
しかし、時代の先端を追うことだけが成功ではありません。
ときには使い古されたものを違う角度から眺めることで、見える世界もあるのではないでしょうか?
「枯れた技術の水平思考」という言葉がありますが、この「水平思考」の起爆剤となるのが、案外、非効率で真新しくもない上に、一般的には筋の通らないヘリクツだったりすることは、何かを生み出す人間からすれば、ピンとくるものがあるのではないのでしょうか?
ゼロからイチを生み出すのではなく、イチをニにするのでもなく、ゼロに虹を架けるようなアイデアの源泉、それがヘリクツにはあるのではないか?という話でした。
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m(__)m…下書きのストックがないうえに慌てて推敲なしで書いたので、話がブレまくってスイマセン。
明日は落ち着いて書こうと思います(>_<)。
ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の投稿は以上です。
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