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感覚的プロファイリング

最近、立て続けに言われることが「プロファイリング能力が高い」というモノ。

今まであまり意識したことはないのですが、思い返してみれば、人間関係トラブルにならなかったり他人から相談事を受けるのは、この能力があるからなのか⁉と思うようになりました。

ずっと、誰もが持っている能力だと思っていたのですが、どうやらそうでもないみたい?(>_<)

ということで、今回は第一印象(ファーストインプレッション)から数時間の観察で見立てられるモノ、また、その根拠となる観察部位について書いてみようと思います。

間違っても、この記事を読んで、誰かに試して失敗したときに「違うじゃないか‼」と思わないでください。

あくまでも、個人の見解ですので、悪しからず。

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他者の観察をはじめる前に、私なりの他者評価について見解を述べておきます。

他者評価と聞くと、まるで他者を見定めているような感じで不快に感じる方もいるかもしれませんが、意識的でも無意識でも、おそらくほとんどの方が相対する人物に対して何らかの評価を下しているはずです。

そうでなければ「第一印象が大事」なんて理論は、この世に存在しませんから。

実際に、何人かに伺ってみたのですが、一般的な評価方法は、第一印象で50~70点の基礎評価をつけ、そのあとに加点や減点で評価していく…といったニュアンスの方が多かったです。

あなたは、どのような評価をされるでしょうか?

普段は無意識なので、言語化が難しいですが、私の評価方法は加点のみだと自分では思っています。

減点は点数化するのではなく、備考欄に記載するような感じといえばいいのでしょうか…?

とにかく、相手の良い点と悪い点をごちゃまぜにしないようにしています。

なぜなら、相反する側面を垣間見たとき、評価軸がズレるからです。

この評価方法のコンセプトは「100点の相手をつくらないこと」です。

100点ではないから、相手を知ろうとする意識が生じる、というのが私の持論です。

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さて、いよいよ観察についてですが、これはもう、完全に感覚です。

例えば、パーソナルスペースの距離感。

自分が想定していた距離よりも近い人は、好意的な人だけでなく、自分優位に進めたい人、相手の反応を観察する人、自宅に自分の部屋がない人、家族が多い人などのケースが多いです。

「自分の部屋がない」や「家族が多い」というのは、パーソナルスペースの形成に生育環境が影響している方も一定数いるので、常に誰かと一緒に生活している人は自分の領域に頓着がなかったりします。

自分が想定していた距離を取る人は、不信感を抱いている、人見知りという人だけでなく、尊敬や畏敬の念を強く抱いている人という場合もあるでしょう。

また、近い人にも挙げましたが、「相手の反応を観察する人」は、パーソナルスペースが一定ではないので、なんとなく浮いて感じたりする人もいるかもしれませんね。

目線を落としている人は自信がない人の他に、自分のペースを崩したくない人、つまらないと思っている人、表には出さなくても高圧的な人などがいたり、相手の目を見る人には、意外と小心者が潜んでいたりもします。

一つの部位だけで、相手のパーソナル情報は読み取れませんが、手を組む行為や向き合いう時の身体の角度、足先の向き、肩の左右の高さなどからも得られる情報はあったりします。

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言葉も相手を知る上で大切ですが、こちらは身体的動作よりも分かりやすいので、あまり特筆するモノがないかもしれません。

自分を本来の自分以上に見せたい人は、行動と言葉と態度にズレがあるでしょうし、知らないことを知っていると答えてしまう人には、目の動きや嘘をつく特徴が現れます。

主語がない話し方をする人は自己中心的、話す前に口を結ぶ人は自己主張が苦手であったり、話の内容によっては感情的になるのを抑制して話そうとしている、などもあるでしょう。

このように、目に見える言動には、目に見えない心理が現れていることが多く、それらを汲み取れる人が観察力のある人だと言われるのだと思います。

しかし、これらの観察には前提条件があります。

それは、想像力と仮説力です。

「今の目の動きは何を意味していたんだろう?」

「手を後ろに組んだってことは、手の内を明かしたくないという行動心理だって聞いたことがあるけど、本当なのだろうか?」

相手に直接、「今、どう思っていたの?」と聴ける状況は少ないモノです。

ですから、想像力と仮説力で「きっとこういう心理じゃないのかな?」を築くことで、どこかのタイミングで答え合わせが出来るときがやってきます。

その積み重ねが、きっとプロファイリング能力を培う素養なんだと思います。

改めて断っておきますが、個人の見解でした。

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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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