見出し画像

障害者就労の制度だけれど、障害者に限らず必要なんじゃないのかなぁ…

先月「職場適応援助者(通称:ジョブコーチ)」という資格を取得してきました。

この資格は2種類存在していて、就労…つまり企業に送り出す側のサポート「訪問型」と、企業内で雇用定着をサポートする「企業在籍型」があります。

私は障害者福祉に属しているので「訪問型」を取得しました。

そもそも「職場適応援助」という言葉が聞き慣れない用語だと思うのですが、障害者の就労支援の中で、入社してから6か月以内の方の仕事をする上での「困り感」を支援することで、障害者本人も企業も合理的配慮のもと、気持ちよく働きましょうよ‼というものです。

例えば、右耳が聞こえない人が左端の席になった場合、他の人の声が聞こえない場合があります。
(※左端の場合、他の人が右側にいるから)

この場合、右端に席を変更するだけでも、合理的な配慮が行われたと感じませんか?

ですが、このような場合でも「右耳が聞こえない」という事実を企業が知っているかどうか、そして、それに対応した企業にとっても大きな負担ではない配慮とは何なのかを本人と企業の間に立ち考えるのが「職場適応援助者(ジョブコーチ)」の役目だったりします。

ちなみにですが、職場適応援助者の介入コストは助成金が使えるので、企業側が大きな出費をする必要もありません。

詳細はお近くの障害者職業センターなどにお問い合わせしてみてください。



さて、この「職場適応援助」という概念ですが、障害を抱えていない人にもニーズがあるのではないでしょうか?

せっかくの就職、せっかくの採用が、些細なすれ違いや食い違いで破綻してしまうことは、雇用者も企業も大きなダメージとなります。

もし、両者の間に立ち、それぞれの考えや主張を受けとめ、課題解決に向けて中立の立場で意見を述べることの出来る人物がいればどうでしょうか?

働く人も受け容れる企業も、安心できるのではないでしょうか?

もっとも、助成金等が見込めない可能性が高いので、初期コストは否めませんが、職場定着した新規採用者が活躍することを考えれば、必ずしも手痛い出費ではないのではないでしょうか。

そんな役割を担えたら…と私は考えています。


ということで、最後までお読みくださりありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?