「地に足をつける」の「地」は主観なのか客観なのかで現実が変化する⁉
まずは引用から…。
【地に足をつける】
地面に足をしっかりと付けて、どっしりと安定した様子から、「落ち着いた様子」、「着実な様子」、「安定した様子」という意味があります。
物事を、ゆっくりでも確実にこなす様や、落ち着いて安定している様、集中している様を表す時に使われる表現となります。
安定感や安心感、信頼感などをイメージさせる言葉として好んで使う人も多くいます。
(下記、参照リンク)
そもそも、この記事を書こうとした発端は、私自身が仕事や時間に追われる生活をするようになってしまい、返ってミスが増えたり、作業に集中できなかったりしたときに「地に足をつけなきゃ…」と思ったところからでした。
引用文にもあるように「ゆっくり確実にこなす様や、落ち着いて安定している様」を目指そうとしました。
ところが、バタバタとしている状況で足をつけた地面とは、本当に「どっしりと安定した」場所なのだろうか?と疑問に思いました。
例えば、「地に足をつけた」場所が電車の中だったりすると、電車の揺れに合わせて不安定になるでしょうし、地盤の弱い場所に「地に足をつけた」ところで、液状化現象で災害時に巻き込まれてしまうことでしょう。
これは、言い方を変えれば主観的な「地に足をつける」行為と言えるでしょう。
自分の置かれている状況から、現在地点を確認する…といった行為の外観を「地に足をつける」という言語表現に置き換えていると考えることが出来ます。
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一方で、客観的な「地に足をつける」とは、どういったものでしょうか?
それは、自分を座標軸の中心にするのではなく、見渡し、調査し、安心・安全を確保できる場所(地)に足をつけるコトなのではないでしょうか。
例えば、引っ越しを検討する際、まず最初に自分の住みたい住居のイメージを思い描くと思います。
で、現実に理想に近い住居に住んでみると、家賃が高かったり、想い描いたときには抜け落ちていた住居としての構造上の欠陥を見抜けなかったり…と、不備が見つかるかもしれません。
ですから、私たちは自分だけで検討せずに友人や家族に相談したり、インターネット上の情報にアクセスしたりします。
客観的視点が必要だからです。
そうして選んだ引っ越し先なら安心だと、納得感をもって住めるからです。
「地に足をつける」も同じ発想だと思うのです。
自分が立ち止まって落ち着くだけが「地に足をつける」行為ではないのではないでしょうか?
立ち止まり、落ち着ける場所を確保し、心身の安定を図る…。
スターバックスなどで掲げられている「サードプレイス」という理念も、実は「地に足をつける」ための場所と考えることが出来るのではないか?
そんなところに着「地」して、今回の記事は終わりたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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