イラショナルビリーフと誤学習
イラショナルビリーフについては下記リンクを参照してください。
「非合理的な信念」と訳されるイラショナルビリーフは、「○○しなければならない」といった思い込みを、「○○じゃない場合もある」といった他の選択肢を提示できる「合理的=ラショナル」な状態にリフレーム(再構成)する必要があります。
なぜなら、イラショナルビリーフになりやすい傾向にある人はメンタル不調者になりやすいというデータがあるからです。
イラショナルビリーフの厄介なところは、その思い込みの強さです。
仮にメンタル不調に陥った人が快方に向かった場合、「メンタル不調は必ず治る!なぜなら私が治ったから」と新たなイラショナルビリーフを呼び起こします。
メンタル不調の度合いは千差万別です。
もし軽度の精神障害によって精神障害者保健福祉手帳を交付された人が手帳の変換をしたことを「私は精神障害と向き合った結果、今は一般就労できています。障害は必ず克服できます‼」と発信したとします。
ここまで読んでくださった方は、上記のメッセージにリスクが潜んでいることに気付くことでしょう。
ーーーーーーーーーー
障がい特性の中には「誤学習」というモノがあります。
「誤学習」とは、いつでもどこでも自分の知っている方法をとってしまうことで、それは過去に自分にとって都合のよい結果がもたらされた方法であります。
(下記サイト参照)
「私はこの方法でうまくいったのだから、次も同じ方法でうまくいくはずだ‼」
これも一つのイラショナルビリーフだと私は考えています。
ただ、認知の歪みはリフレームが難しく、誤学習を取り除くには、誤学習を繰り返してきた期間と同等の期間が必要だと言われています。
この期間をご家族だけが尽力されても、誤学習は直りません。
支援には社会や地域の支援が必要です。
そして、社会支援や地域支援に圧倒的に不足しているのは、障がいへの知識です。
「障がい者は危険な存在」
まずは、このイラショナルビリーフを取り除いていくのが、私のように企業での就労と福祉事業所での勤務を経験している人間の使命だと思っています。
ちょっと真面目な投稿でした。
ーーーーーーーーーー
ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の投稿は以上です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?