Augmented Reality:AR(仮)
ARは日本語で「拡張現実」と訳されるテクノロジーで、「ポケモンGO」などにも使用されている現実世界に仮想世界を重ね合わせて表示する技術です。
しかし、今回はテクノロジーとしてのARの記事ではありません(笑)。
だからこその(仮)です。
言葉の中には、本来の意味ではないけれど、あまりに象徴的なモノが登場したことによって、語彙そのものが変化してしまう例があります。
例えば「プチプチ」という擬音語から連想する製品ってありませんか?
…そうです、エアキャップ(気泡緩衝材)です。
「大和(やまと)」という言葉も、日本の別称だと捉える方もいれば、戦艦や人の名前として捉える方もいます。
つまり、「拡張現実」もテクノロジーの名称ではなく、言葉のままに「現実を拡張する」ものなら、違う視点で考えられないモノでしょうか?
ということで、今回は「拡張現実」という概念を拡張してみようと思います(笑)。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
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まずは、Wikipediaの言葉を引用します。
拡張現実(AR)とはその名の通り、「現実を拡張する」ものであり、肉眼で直接見ることができる現実の世界に重ねて、本来その現実空間に存在しない情報を表示するというものである。
…ゲームなどに見られるテクノロジーでは、この「現実空間に存在しない情報」が仮想的なキャラクターなどのホログラムデータとなります。
しかし、「現実空間に存在しない情報」というのは、よくよく考えてみれば実にさまざまなモノがあります。
「心」「精神」「性格」「友愛」「希望」「絶望」「夢」などです。
また、「現実」というものを個人の世界観や価値観に置き換えてみれば、経験したことのないものは、すべて「存在しない情報」と言い換えることが出来そうです。
このように「思考」という「現実」を拡張することもまた「拡張現実」なのではないのでしょうか?
…まあ、こじつけに近いですが(笑)。
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私は未知なものと遭遇するとき、怖さと同時に好奇心を掻き立てられます。
例えば、読んだことのない本を読んで、新たな知識が身につくことはワクワクすると思います。
その新たな知識が自分の生活環境を脅かすものであれば「怖い」と感じることもありますよね。
「以下の10項目の一つでもチェックがついたら、あなたはガンの可能性があります」…なんて本があったら、怖さ半分、好奇心も半分なのではないでしょうか?
「怖さ」も「好奇心」も、感情ですから現実空間に存在しません。
現実空間には存在しないモノ、それは「空想」です。
人間には空想する能力があります。
それは、ときに人生を大きく助ける天啓のようなモノもあるでしょう。
見えていないのに視えているモノがあるのなら、それも立派なARだと私は思うのです。
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職業柄、障がいをお持ちの方を支援する際、私は見えていないモノを視ることに注力します。
それが障がい者に関わらず、人を育てることにつながる能力だからです。
この能力に必要なのは、自分の世界観や価値観に捉われることなく、現実と空想を拡張し続けるための継続した努力です。
固定観念に囚われた瞬間、誰かの未来を損ねる可能性がある。
それが人材育成や人材開発というジャンルだと思います。
AR(拡張現実)から始まった投稿ですが、私の肉眼はまだまだ現実と空想の境界線を右往左往することになりそうです。
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…推敲しないと、記事がガッツリ着地失敗しますね( ̄▽ ̄;)スイマセン。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の投稿は以上です。
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