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仕事ドロボーは会社から去った方が効率的なのか?

誰でも出来る仕事を背負い込んでしまう人っていませんか?

頼まれたら断れない、自分なら終わらせることができるからと請け負ってしまう、誰かに任せることができずに引き受けてしまう…。

ぶっちゃけ、私はそんな人です。

仕事とは本来、与えられるのではなく創り出すものです。

それなりに成熟した会社には、先人たちの功績として、各種のマニュアルやテンプレートが存在するでしょうが、必要だけど無いモノは自分で創るしかありません。

しかし、この「創り出す仕事」というのは、会社の課題に気付く人しか担うことができず、また、過去にないことは評価しづらいため、徒労に終わることも多々ある仕事でしょう。

個人的な意見ですが、人よりもたくさんの仕事を抱えてしまう人とは、個人の能力や生産性の高低ではなく、これらの「誰でも出来る仕事」か「創り出した仕事」を背負っている気がします。

「創り出した仕事」は、創った本人でないと担えないことが多く、いかにタスクを切り出して「誰でも出来る仕事」を他人に任せられるのかがカギになるのですが、それすらも自分で背負ってしまう人もいることでしょう。

ぶっちゃけ、私はそんな人です。



ですが、会社全体の最適解を考えれば「誰でも出来る仕事」は、手の空いている人に任せるべきです。

ここで問題となるのが、そもそも手の空いている人は、自分が手の空いている人間だとは思っていない点です。

その人なりに忙しいのです。

ですから、一般的には管理職という職位が存在し、個々の仕事の量を管理する必要があるのですが、これにも先人たちの智慧があるのとないのでは大きな隔たりがあり、職に就いた人間の裁量に任せてしまうと、仕事の出来る人間に業務が集中してしまう傾向が顕れます。

根深い問題なのですが、誰もが「忙しい」と感じながら働いているのに、その業務量はバラバラなのです。

私たちは、このような問題に直面すると、怠惰な人間を責める傾向にあります。

しかし、本当に直すべきなのは、仕事を背負い込んでいる人間側なのではないでしょうか?

なぜなら、仕事を背負い込んでいる人間は、手の空いている人間よりも高次の責任を負うべきだからです。

厳しい言い方ですが、「忙しい状態」に甘んじてはいけないと思うのです。



「誰でも出来る仕事」を手放さないと、「あなたにしか出来ない仕事」が滞ります。

ですが、それを知っているのがあなただけだった場合、周囲からのあなたの評価が下がるだけです。

それは、会社にとってもマイナスな行為ですから、正当な評価となってしまいます。

だとするならば、「誰でも出来る仕事」を抱える行為は「仕事ドロボー」であり、自ら奪い取った仕事で苦しむのは愚かなことではないでしょうか。

私は過去にも、今現在でさえも、この「誰でも出来る仕事」を手放すことができません。

極論、人を信じられないのです。

自分でやればいい…それが一番面倒じゃない…。

…間違っているのは分かっているのです。

「誰でも出来る仕事」を適切な人に任せることで、会社としての成長につながります。

出来る人が出来ることをやっても、成長には繋がらないのです。

結果として、会社は成長速度を下げ、市場競争から転げ落ちていきます。

以上のことから、表題のように「仕事ドロボーは会社から去った方が効率的なのか?」と考えるのですが、あなたはどう感じるでしょうか?


最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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