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会社を興すなら複数人で

当たり前のことですが、どんな人間も万能ではありません。

適材適所。

別々の強みを持った人物が、一つの理念のもとに集まった方が、一人で起業するよりも成功確率は上がります。

ちなみに、個人事業に関しては、この限りではありません。

ですが、共通していることがあります。

それは、「仕事が出来るかどうか」以外の強みが成功には必要だということです。

ということで、今回は事業家の友人たちを観察しながら感じたことを書いてみようと思います。

最後までお付き合いいただけると幸いです。

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まず、会社を興す上で必要な強みには、どんなものがあるでしょうか?

知識や技能が秀でていること、数字に強いこと、人脈があることなど、さまざま思い浮かぶことと思います。

運が良い、なんて要素も挙げられるかもしれませんね。

多くの書籍が、多くの事象を述べているのですが、意外と書かれていることが少ないと感じていることがあります。

それは、人には瞬発型と持続型が存在するということです。

特に真新しい概念ではないのですが、実は大事な要素ではないかと、私は考えています。

以下、私なりの解釈ではありますが、述べていきたいと思います。

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瞬発型とは、俗にいうアイデアマンのような存在です。

社会の問題に対してアンテナを張り巡らせ、どのように解決するのかを考えることが好きな人です。

特徴として、新しいことが好きで、ときには周囲から理解されないような突飛な意見も発言する傾向にあります。

自己主張が強く、他者理解の能力はやや欠落していますが、似たような特性の人とは意気投合しやすいので、より自分の好きなことへの賛同を得て、猪突猛進してしまいます。

一方で、持続型とはコツコツとやり抜く力を備えている存在です。

あまり目立つようなことはありませんが、周囲からは信頼され、少しずつ地盤を固めていく堅実さがあります。

イノベーティブなアイデアなどは出せませんが、今ある課題を着実にこなすことができます。

こちらも、自分と似たようなタイプと意気投合しますが、瞬時に何かを成そうとするのではなく、相互の存在を高め合っていくことに喜びを感じます。

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瞬発型と持続型は、水と油です。

基本的な理念は共有できても、行動指針や価値観が違い過ぎるので、衝突することもしばしばあるでしょう。

衝突は、瞬発型が一方的にまくし立て、持続型が耐えられなくなって離れていくのが多くあるケースだと感じています。

非常にレアな存在ではあるのですが、この水と油を乳化させる石鹸水のようなタイプもいます。

特徴としては、目立つことはないモノの社交性が高く、コミュニケーション能力に秀でた素質を有しており、瞬発型と持続型の両者の特性を理解して、長所を伸ばすことができます。

細かく分類すると、融和型や親和型など、微妙に特性が異なるでしょう。

ただ、何よりも厄介なのが、このレアな存在は、非レアな…俗にいう「凡人」と見分けがつかないということです。

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ですから、会社を興すときには、どうしても瞬発型と持続型の組み合わせになってしまいがちですが、成功する会社には、このような融和型のような存在の人物がきっといるはずです。

…ここまで、あくまでも私見として述べてきましたが、一つだけ伝えたいことがあります。

瞬発型と持続型、この両者には才能が必須です。

才能とは、生まれもっての素質を意味します。

ですが、親和型や融和型は努力によって身につけることができるものです。

先ほど、「非レアな凡人」と揶揄する表現をしましたが、凡人だからこそ成れる存在こそ、多くの会社が必要としている存在だと思うのです。

成れない天才を羨むよりも、水でも油でもないユニークな存在を目指してみてはいかがでしょうか?

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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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