義母が施設に入るまで 3

～同居してはいけない～

旦那の両親と同居をすることになり実際に一つ屋根の下暮らし始めてから義母が大嫌いになった。

決定的な出来事が起きたわけではない。
酷いことを言われたり意地悪をされたことは一度もない。

だけど小さなイライラモヤモヤが積み重なって気がつけば大嫌いになっていた。

義母は決して謝らない。
ありがとうとごめんなさいが言えない。
意識して言わないのかもしれないが真意はわからない。

すぐ嘘をつき言い訳をし人のせいにし謝らず感謝することもない。

わたしの眼の前で大便を漏らしたときも、なにかものを壊したときも謝らなかった。申し訳無さそうにすることもなかった。

迷惑かけました申し訳ないと誤ってきたのは義父と旦那。
その隣で義母は素知らぬ顔で茶をすすりテレビを見ていた。

だからというわけではないが、義父との関係は良好だ。顔も見たくないと思うのは義母だけ。

義母にとって、義父とわたしの旦那は身内かもしれないが私は他人だ。在宅中の義母の振る舞いは耐え難いことに連続だった。

義母入院中の現在、我が家はつかの間の平和が訪れている。

このまま何処かの施設に入居してほしい。
その日までわたしは過去を記録し続ける。