見出し画像

Flashのおもいで

AdobeがFlashの配布とサポート2020年末でやめます。今となってはなくてもちっとも困らないけれど、ぼくにとってはいろいろ思い出がある。

作り手としてFlashに触れたのは、AdobeではなくMacromediaのころ。CプログラマからWEBデザイナーに転職しようとしていて、Flashもできないとまずいだろうと買ったFlash 4(4万円ぐらいした)。

マイコンBASICマガジンのころからの憧れ、森巧尚さんの本をも買て、ちょっとしたアニメーションやナビゲーションはつくったけれど、よくわからず。転職して2年ぐらいは、たまにYahoo!とかに載せる広告バナーをつくるぐらいだったかな。

Flashと仲良くなれたなぁと思ったのFlash MX 2004(ActionScript2.0)のころ。Keith PetersのMaking Things Move!やJustin Everette ChurchのFLASH MX 2004 GAME PROGRAMMINGなどの本のおかげで、わりかし自由にASを使えるようになったので、昼から夜まで会社で、家に帰って深夜まで、仕事とプライベートの区別なく、ずっとプログラムを書いていた気がします。

競合のサイトでも、アニメーションはもちろん、トップページのナビゲーションもFlashにするサイトも多かったので、負けないようにあれこれ勉強しました。おもしろい動きをするサイトなんかはチェックして、おなじことができるように真似して作ったり。同じころにPHPもやっていたので、PHP + PostgreSQLで、商品の情報をXMLでFlashに渡すAPIをつくったりとか。

そうそう、noteのCXO深津さんのブログもチェックしてて、ぼくも他の人の情報をもらってばかりではなく、少しでも還元しようと、Flashというか、ActionScriptとかPHPネタでブログ書いてました(結構プログラミングの参考書とかアフィリエイトで売れたなぁ。)

Action Script 3.0の実行速度の速さにも、2.0との違いにも驚きつつ勉強していたのだけれど、ちょうどそのころ勤務先が競合最大手にM&Aされ、僕がやっていたディレクター&デザイナー&プログラマという仕事は外注して、社員はより上流の仕事をすることになり、ぼくのFlash人生はおしまい。

というわけで、思い出深いのはFlash MX 2004とActionScript2.0ですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?