ノーコード/ローコードの技術書を書く際のキャプチャの取り方
こんばんは、かーでぃです。
11月の技術書典に向けて、技術同人作家の方たちも、そろそろお尻に火が付いてきたころでしょうか?(笑
さて、これまで技術同人誌といえば、プログラミング主体で、JavaScriptやPythonなどのコードベースの同人誌が多かった印象ですが、ノーコード/ローコードツールも一般化してきており、それらを扱った技術同人誌も増えてきました。
そーいう私も、WinActorというRPAツールの技術同人誌を執筆等もさせてもらっていますが、画面のキャプチャが多くなりがちで、且つ、その画像が縦長になりがちです。
別に縦長でも構わないのですが、その分ページ数が増えてしまい、印刷代を回収するために単価を上げる必要が出てきたりします。
せっかく多くの人に見てもらいたいのに、価格が上がってしまうことで、手に取ってもらうチャンスが減ってしまうのはもったいない。
noteやブログであれば、このように縦長になっても(見にくいというものはあるかもしれませんが…)気にする必要はあまりありません。
ところが、技術書となるとB5などの紙に印刷されます。印刷されないまでも、B5設定の用紙でPDF出力されるため、縦に長い画像は左右に余白が生まれ、どうしてももったいなく見えてしまいます。
また、改ページのタイミングで、うまくスキマに入ることができず、ページの下に無駄な余白が生まれることも。
ということで、自分が気を付けていることを書いておきます。ノーコード/ローコード系の技術書を書く方の参考になれば…。
縦長画像を横長にする
👇は、先ほどのWinActorのフロー図を、前半/後半で分けてキャプチャし、PowerPoint上に配置した上で、矢印で接続しています。
こうすることで、無駄にて縦長だった画像を、横方向に伸ばすことができ、ページの節約ができるだけではなく、左右の無駄な余白を減らすことができます。
必要な箇所だけキャプチャする
👇はあるノードのプロパティ画面です。初心者にもわかりやすくと、更新ボタンまで含めてキャプチャした結果、これまた縦長の画像になってしまいました。
ただ、こちらの画像を先ほどのように2つに分けて…というのも違いますよね。
私なら、下記のようにします。
上段にある名前やコメント、一番下にあるボタンをばっさりと削り、必要な箇所のみの画像とします。
間延びした画像を見せるよりも、設定値がはっきりと見えるこちらの方が、読者にもわかりやすく伝わるかと思います。
画像内にコメント
👇は条件分岐のフローと、条件式です。
確かにツールの画面通りなので、初めてツールを使う人にはわかりやすいかもしれません。
が、決して見やすいとは言えないですよね。
一方、こちらはフロー図の中に条件をテキスト打ちしています。
フロー図を見た場合は、こちらの方が見やすいですよね。
ここでポイント!
本文の文字:画像内の文字:吹き出しの文字、それぞれの文字の大きさが概ね同じであることが重要です。
もちろん、強調したいところがあれば、文字を大きくしても大丈夫ですが、そうでないのであれば、合わせるようにすると、読者が変な気を回さずに済みます。
ブログに逃がす
それぞれのプロパティ値を全部掲載したり、内部コード等を載せようとするとページが一気に増えてしまうことがありますよね。
確かに紙面上にあることは大事かもしれませんが、紙面上はモノクロになることが多く、結果、わかりにくく(読み取りにくく)なってしまうこともあり、読者に優しいかといえば、そうでもないケースもあります。
自分は、noteにその書籍専用の記事を準備し、そこに情報を集めるようにしています。そうすることで、修正等が必要になった場合でも、そこで告知が出来ますしね。
また、動画が必要であれば、そこからYoutubeに飛ばしたり、GitHubでコードを公開しているのであれば、そこに飛ばしたり。
紙面上では、note記事、Youtube、GitHubとそれぞれのURLをQRコード化して掲載するのもありですが、3つもQRコードがあると、読み取る方も面倒ですよね。
note記事1つにしておき、そこをハブとして各種サービスに連結させた方がスマートかと思います。
他にも、もっといろんなやり方があるかと思いますが、一旦はここまで。
この記事が、技術書を執筆する方の助けになればいいなぁー
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