「お店で行く」は、なぜ間違っているのか?説明が難しい日本語の助詞

こんにちは!また私、ナターシャです!

以前、日本語を学ぶときに面白いと思うことを話しましたが、今回は日本語の難しいと思うことをお話します!

「日本語を学ぶのは簡単だ!」とは一度も言ったことがないし、これからも言わないでしょう。インドネシア語と日本語の文法は全然違うので、インドネシア人が最初に日本語を学ぶときはかなり混乱します。

私にとって、日本語を学ぶ上で最も難しいのは、特定の文に正しい助詞を使うことです。

私を特に混乱させたのは、「は」と「が」、そして「で」と「に」です。 「で」と「に」は、インドネシア語では一般的に「di」と解釈されます。 一方、「は」と「が」は主題・主語を示すための助詞で、インドネシア語に翻訳することはできません。

私は子供たちに基本的な日本語を教えています。 でも実は、これらの4つの助詞を説明するときには、今でも少し迷います。「は」と「が」はインドネシア語に訳せないし、「で」と「に」は、その違いを説明するには少し注意が必要だからです。

「『に』は物体が存在する場所を示すために使用され、『で』は対象が活動を行う場所を示すために使用されます。」

そんな説明をしたら、子供たちから「じゃあ、なんで『イク』は 『に』を使うの? 『イク』は活動じゃないの?」と聞かれたことがあります。

「活動が場所を変更する動きを伴う場合は、「に」を使います。
『近所のお店に行く』はどうですか?遠くではないけど、移動する活動だよね。」

それから彼らはまた、「 『アソブ』にも動きがあるよね・・」と言います。

「 『あそぶ』は移動しない活動です。」

うわー、とても混乱します!

時々、友達に聞いてみると、日本人であっても、説明するのに少し苦労することがあります。 インドネシア人もそうです。 毎日使っているので、感覚(自然か不自然か)に頼り、無意識のうちに自然な文法を選んでいます。そのため、文の一部だけを抜き出して、なぜ正しいのか、間違っているのかを説明するのは、案外難しいのです。

でも、この学習プロセスがとても大切です。非ネイティブスピーカーとして、時々間違いを犯すのは当然です。文の主旨が理解できることが、口頭でのコミュニケーションにおいて一番重要なことです。そうわかっていながらも、ネイティブスピーカーのように脳内で自然に処理して正しい日本語を流暢に話せる人には、本当にあこがれます。

執筆:Natasha

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